遅撞き対策には的球の取り方を特訓!
先日、ビリヤードブロガー界でおなじみの鈴木さんがTwitterで意見提起していた、撞くまでの時間がかかりすぎるいわゆる遅撞きの問題。
ブログで言及なさっている内容がごもっともだし段々と感情が高まっているのがなんとも趣深いです。
この遅撞きの問題については、過去にビリヤードのマスターに聞いたこともあり、そこで教わった対策をしっかり練習することで遅撞きがマシになりました。
マスターの憂い
マスターっていうのは、もうビリヤードのマスターなのですが詳細は下記の記事参照です。
マスターがマスターたる所以ですが、僕が絶不調の時に
「撞くとこ見てないけど左足と重心が悪いと思うよ」
と指摘してくれ、その後見てもらった際に本当に左足と重心位置が悪かったというエピソードで十分だと思われます。
そんなマスターですが、遅撞きには結構憂いておりました。
ハウストーナメントが深夜まで終わらない
試合の進行が遅すぎる、とのこと。
この話を聞いたのはその深夜まで続いたハウストーナメントが終わった後です。
僕はこのときサクサクと負けたのですぐ試合が終わったという悲しい身分だったのですが、なんで進行が遅くなるのかが気になりました。
シュート力が無くて続かないから遅くなるのかな、と思っていたのですが、そうではないようです。
的球の取り方を理解していないから進行が遅くなる
マスター曰く、日々の練習で的球の取り方を練習していないからその場その場で出しを考える時間かかるし、上手くいかなくて次で外したりセーフティしたりするし、となって進行が遅くなるそうです。
普段は試合にくるけどこの日参加していなかった強い人たちはこの辺りをしっかり練習しているのでサクサク取りきるし進行が速い、と。
身の回りの遅撞きプレイヤーも構えるまでが遅い
そんな昔話を今でも思い出すのですが、ここ最近僕の周りの撞くのが遅い人を観察していると、構えるまでの時間がかかっている人が大多数です。
構えてからってみんな結構撞くの早いですよね。
これって、要するにマスターの言う通り取り方の練習をしていないからその都度考えているせいで遅くなっているってことですよね。
撞くスピードを上げるための練習方法
遅撞きは悪で、許されない多様性だと冒頭の鈴木さんが主張しておりますが、僕も同意見です。
4先の試合で2時間もかかるなんていうのは色んな理由でダメです。
本当に大事な局面で時間をかけるというのはわかりますし、トッププロでもエクステンション使って時間をかけています。
でも、エクステンションが必要なショットって1ラックに1回あるかないかですよね。
毎ショットそういう風にいっぱい時間をかけて考えて撞くっていうのは練習不足です。
複数個の的球を取りきる練習で失敗を覚える
このブログでもう何回も書いていますが、結局これです。
そして、覚えるべきは成功ではなく失敗です。
というのも、成功は意図しなくても勝手に覚えていくからです。
一方の失敗は、それをやったときに嫌なことだと感じるものなので、人間は自然に忘れようとするものです。
失敗をしたことを忘れないと生きていくのが苦しくなるものですが、失敗した後に忘れてしまうとまた失敗を繰り返してしまうものなので、意識して失敗を覚えるのが大切です。
そうすることで成功も失敗も覚え、目の前の配置に対して適切な取り方と不適切な取り方をすぐに導き出せるようになります。
これにより、構えるまでの時間が減り、撞くスピードが上がります。
複数個の的球については、バラ球5個取りきりでもいいですし、ゴースト練習でもいいと思います。
1配置ごとに集中できるならバラ球5個取りきりでいいし、スコアがつくことで真剣みが増すならゴースト練習が向いていると思います。
早撞きにはたくさんのメリットがある
ここまで書いても丁寧にゆっくり撞きたい派っていうのは考えを変えないかもしれませんが、丁寧なことと遅いこととは別のことですし、遅く撞くことに殆どメリットってないですよね。
一方で、早く撞くことには多くのメリットがあります。
長丁場の試合でも疲れない
参加人数の少ないハウストーナメントだと試合数も限られていますが、100人以上参加する試合ともなると1日にこなす試合数が非常に多くなります。
100人参加だとシングルイリミネーションでも優勝するのに7試合なので、7試合のすべてで毎ショット一生懸命分単位の時間をかけて考えているとどう考えても体力がもたないですよね。
撞くことに集中力を使うことができる
本当の実力を出したい時って都度都度考えて導き出すんじゃなくって知識を出すのは瞬間的に、それ以降の動作に集中していくものですよね。
スポーツではない座学の受験勉強ですらそうですし、知識を出して終わりじゃなくてそこから先が大切なスポーツなら脳のリソースを割くべきなのは知識を出してから先のはずです。
ビリヤードであれば撞く前の考える動作ではなく、実際にショットする動作自体に集中力を割くべきですし、そのためにも構える前の思考は短時間でこなせるようになるべきです。
対戦相手に対するマナーでもある
ビリヤードは対戦型スポーツで、対戦というのは相手ありきのものです。
対戦相手に敬意を払う、マナーを守るというのはどういったスポーツでも求められるもので、その中で時間を共有する相手に不要な待ち時間を与えないというのは大切なことです。
自身が遅撞きの人であっても相手の撞くのが遅いと嫌がりそうだと思っていますが、どうなんでしょうか。
ど真っ直ぐの配置でストップショットが最適って瞬時にわかる配置で2分くらいかけて考えた末にストップショットされるとイラッときません?
練習でも撞く回数が増えて練習効率が上がる
組み立てを考える、覚える、といった作業は練習ですべきでこれで遅くなるのは仕方のないことです。
でも、その考える、覚える、といった作業も速くできるようになれば、その分撞く回数が増えますよね。
同じ時間練習するなら撞く回数が多い方が絶対に練習効率がいいです。
見た目にかっこいいし相手を威圧できる
撞くのが早くてちゃんと入れて出してる人って普通に上手く見えますし、撞くのが遅いとちゃんと入れて出していてもたまたまなのかな、と思うことがしばしば。
遅いからって慢心すると狩られるというのもザラですが、遅いのって基本的にダサいです。
これは僕個人の意見ではなく、多数派の意見だと思われます。
大井プロとか5先のチャレマを基本15分で消化するスケジュールが組まれる程度にめちゃくちゃ早いですし。
素早く、かつ丁寧に取りきられるのがどう考えても一番怖いです。
そして、撞くスピードをあえて遅くして相手のペースを乱すとかって、球の内容以外でなんとか勝とうとしているのでやっぱりダサいですよね。
自分なりの取り方を構築して素早くかっこいいビリヤードをしよう
せっかくビリヤードをするならかっこよくビリヤードをしたいものです。
ビリヤードはスタイリッシュさとか大人っぽさとかも魅力の一つのようですし。
人間、どんな時でもかっこよくありたいものです。
僕自身もまだまだ練習中の身で遅くなることもしばしばなので、本記事の内容には自戒もこめています。
練習をしっかりやって、素早くかっこよくありたいものです。