ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

ビリヤードのショットのアベレージを上げる筋肉

当ブログではたびたび筋肉について取り上げていますが、今までは主にキュー切れやブレイクといったパワー系の要素と絡めた内容を記載していました。

パワーとマッスルって殆ど同義みたいなもんってイメージがありますし。

 

billiardblog.hatenablog.jp

 

今回は、パワーが必要なショットだけじゃなく、通常のショットでも大事な筋肉について、自分の体を使って検証してみたので記事にまとめました。

通常のショットで大事なのは太ももの筋肉

今までいろんな筋肉を使って検証してみたのですが、どうやら通常のショットで大事なのは太ももの筋肉なのではないかという結論に至りました。

上半身よりも下半身。マッチョの象徴ゴリラの二の腕よりもカモシカの足。

 

通常のショットで上半身の筋肉はそんなに使わない

通常のプレイではちゃんと振りをつけて強くもなく弱くもない加減で撞くことが理想だしそれが最も多いショットとなるわけなので、上半身の筋肉をフルで使うようなショットは殆どありません。

力み倒すと手球が跳ねたり撞点がずれたり真っ直ぐキューを振れなかったりと、かえって悪い結果になるものです。

悪い結果になりがちだからこそ強く撞く練習というのもしておかないと詰むときがあるわけですが、アベレージの観点で考えると上半身の筋肉はそこまで必要じゃないと思い至ります。

 

そして、パワーは力に速度を掛けたもの、つまりパワーショットは筋出力と神経系との双方が重要な話です。

スピードは筋出力が低い程速く、力は筋出力が高い程強くなるので、パワーを最大限に出すのは筋出力が最大出力の30~35%と一般に言われていますし、やはり上半身の筋肉はそこまで重要な要素ではないと思われます。

 

※参考リンク

gooday.nikkei.co.jp

 

どんなときでも足は体を支えるために力が入っている

一方の下半身についてですが、下半身がゆるゆるだと上半身も追従してぶれてしまうのでどうにも上手くいきません。

弱いショットだろうが強いショットだろうが、足は体を支えますし、足には体重が掛り続けるので太ももを筆頭に足の筋肉は力んだ状態となります。

足の筋肉が頑強であれば、体を支えられる能力がより高くなり、ショットの安定性、アベレージに繋がると考えられます。

 

足の筋肉が大事だと思い至った理由

スーパーマッチョだから足の筋肉に辿り着いた、というわけではなく、なんだったら僕はもうものすごく非力でもやしです。

力がないからこそ、今回気付けた節はあります。

 

上半身と下半身のどちらもを筋肉痛にしてからビリヤードをやってみたら足が無理だった

筋肉が不足していて本当によくないと常々感じているので、最近は試合に影響がない範囲で筋トレをしています。

なので、上半身については腕立て伏せ、下半身についてはスクワットをやってみて、その翌日にビリヤードをやってみた結果、太ももが痛すぎてどうにもならなかったのです。

腕や上半身については筋肉痛はあるけどプレイに影響があるとは思えない感じでしたが、足はもう構えた瞬間にがっつり痛い、支えるのが辛い。

足の筋肉を酷使していたんだなと痛感しました。

 

太ももを鍛える筋トレ

筋トレしようぜ!ってことで、最後に僕が最近やっている足、特に太ももにきた筋トレを紹介します。

なお、今回取り上げるもの以外でも、太ももの各筋肉に効く筋トレならなんでもいいと思います。

 

ジャンプスクワット

スクワットでしゃがむときは地面に手を着け、伸びるときにジャンプして頭の上で手を叩く。

これを10回2セットやって僕の足は翌日のビリヤードで悲鳴を上げました。

詳しくはこちらのサイトを参照。

melos.media

 

上記サイトが推奨している10回3セットができない貧弱です。

 

屈強な下半身でより良いハイアベレージなビリヤードを

足が強くなれば体を支えることが苦じゃなくなるので、足が鍛えられることで構えている最中に足が動くことも減り構えている間に足の動きで体が傾き、それらに追従してキューの向きがずれてしまうことも減ると思われます。

何より、足が鍛えられると健康にも資するし、やらない理由がないですね。

屈強な足で健康で文化的にハイアベレージなビリヤードをやっていきましょう!

 

やり過ぎに気を付けて

なお、足の持久力強化でランニングが一般に知られていますが、大人になってからのランニングのやり過ぎで膝を壊すという事例も散見されます。

どこかで見た話でソースが見つけられなかったのですが、足の筋肉を別で鍛えたりケアしたりすることなく月間100キロ以上ランニングをする生活をしていると、膝を故障する可能性が高いと聞いたことがあります。

また、スクワット等の筋トレであっても歪んだフォームで激しくやった場合には膝を痛める可能性が高いです。

 

膝って筋肉じゃなくて軟骨なので損傷すると回復が非常に困難です。

せっかくトレーニングしたのに体が壊れるんじゃ本末転倒ですし、無理のない範囲で、可能ならば専門家のアドバイスを受けた上で実施することがオススメです。

ランニングは