ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

外した後をケアするしぶとい立ち回りでBC戦の勝率が上がった

B級としてBC戦に出て、勝ったり負けたりしています。

勝ったりの方が続いて決勝までいくことも最近はあったのですが、40人近い参加者の試合で決勝までいっているので運だけじゃない、はずです。

そもそも以前は全く勝てない、勝てても予選突破が関の山って感じだったので、その頃と今では違う、その違いによって勝率が上がっている、ってことなんだと思います。

自分なりに考えたBC戦で勝てるようになった理由について、しばらく記事にしていこうと思います。

球の外し方を考えるようになった

すごく語弊があるし、球を入れられるなら入れた方がいいです。

9ボールだったら9番外したらやばいし9番入れれば勝ちなわけですし。

ただ、B級やC級だとなんでも入れられるのかっていうとそんなことないし、なんだったら入れて当然って感じの球ですら外すことがあります。

しょっちゅう外しているときは当然勝てないですが、勝負所、7割方入るだろうけど外す可能性もあるかもな、って感じの時に外した場合のことを考えるようになりました。

 

なお、アンドセーフって言うほどしっかりした守りじゃなくて、渋いなって思わせる程度です。

なので、考えてやってみてもA級以上の方が相手だと渋くしたところでもっときついお仕置きを食らうことが多い印象です。

 

毎回球巡りが悪くなる人との相撞きがきっかけ

普段の練習で相撞きもするんですが、よくご一緒していただく方がいらっしゃります。

この方はがちがちアスリート系というよりかはエンジョイ系に近い方なので、お上手ですが毎回連マス、といったこともなく、しばしば外すことがありまして。

なので僕にも撞く順番が回ってくるのですが、どういうわけか回ってくる球が渋い。

人間、7割くらい思い通りじゃないと不公平と感じるとか目にしたことがありますが、現状不公平だと感じているので回ってくる球が渋い率が7割切ってるのは明らかです。

僕が何も考えずに外すと大体チャンスボールが残ることと比べると、これは運だけの話じゃないなと気付きました。

 

外しても渋く残すために

外している時点で手球が狙った厚みに入っていないので、当然手球コントロールの精度は落ちます。

薄ければイメージよりも前に進みだすし、厚ければイメージよりも後ろに進みだすし。

ですが、手球と的球の方向が全く変わる、といったこともないので、ある程度の範囲とはいえ考えたイメージに寄ると思っています。

 

弱いショットより強いショットの方が残りが難しくなりがち

これは完全に経験から導いている結論なのですが、弱いショットよりも強いショットの方が残りが悪くなることが多いと考えています。

弱いショット、的球の速度が遅いショットだと外してもポケットのそばに残ります

強いショットであれば外れた際に的球が狙ったポケットから離れるいずれかの方向の遠くまで進んでいくわけですし、その結果別のポケットのそばに行きつくこともあるけどそうじゃない場合も結構あるものです。

 

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こんな感じの短クッション際でカットとバンク両方いける時にバンクで攻めた方が外しても助かりやすい、っていうのは同じ話だと思います。

 

9番なら手球を短クッションに寄せる

もちろん、入れを犠牲にするのは違うので入れ重視で、なのですが。

例えばこんな配置。

 

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こういう長クッション近くのへの字の球は、左上のコーナーポケットを狙って外すと的球は上の短クッションから離れる方向に転がっていきます。

なので、手球を上の短クッションに寄せておいた方が難しくなりがちです。

これだったら撞点を右上コーナーにスクラッチしない範囲で上にするだけで寄せられますし、入れやすい加減で十分に効果があるかなと。

 

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ここ最近で経験したこの配置ですが、普通に入れ重視で撞いても4割入らない気がするし、だったらいっそとキューを立てて手球の中心よりちょっと下を撞くことを重視して撞きました。

 

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結果、厚めに外し、手球と的球が短、短の配置で残りました。

薄く外しててもそんなに簡単な配置になっていないだろうし、選択として正解だったかなと思っています。

 

外した後が太いって思われるような球を撞く

何でもかんでも狙った通りにできるならそもそもB級じゃないんですが、それでも何も考えずに攻めて、外して、簡単な球を残し続けていたら勝てません。

どうせ外すなら外した後に手球、的球が離れる、手球が撞き辛い厄介なところにいく可能性が上がる選択をすることで、勝率が上がっていくのかなと。

もちろん毎回そういうことが狙えるわけじゃないし、外した時のことばかり考えているとネガティブになって肝心なところで攻められなくなったりもしてしまいます。

そういった攻防のメンタル面でのバランスは何よりも大切なので、バランスを乱さない範囲で取り組む、逆に外しても大丈夫という安心感を得られるようになるといいかもしれません。

相手に「外した後が太い!」って思わせられるような球が、泥臭くともしぶとい、強い球なのかなと思います。