ひねるときの的球の狙い方
(※2018年6月20日、構えるときの頭の位置について加筆)
手球の中心から横にずれた位置を撞く、いわゆるひねりを使うショットについて、その狙い方を誰かに習ったことがありません。
ひねりを使ったショットというのは当然に求められるので、習ったことがあろうがなかろうがこなしていく必要があります。
完全我流なのですが、それでもなんとか身になってきた感があるので、その狙い方についてまとめました。
使用しているキューとひねり方について
ひねりは、キューによって特性が大きく変わるショットです。
また、横を撞く撞き方によっても特性が大きく変わります。
今回は、普段私が使っている道具、実行している撞き方での狙い方です。
プレイキューはSolid 12 maxシャフト搭載
中心からずれた撞点を撞いた際のズレ(トビ)を軽減するハイテクシャフトであるSolid 12 maxシャフトを使用しています。
ひねり方は平行移動、撞く強さは程よい加減
ひねり方は、左手を動かさずにキュー尻だけで撞点を調整する、いわゆる軸ずらしではなく、左手ごとずらして撞点を真っ直ぐ撞ききるいわゆる平行移動です。
また、撞く際に撞点を払うような撞き方(払い撞き)もせず、真っ直ぐ撞点を撞き抜くイメージです。
また、撞くときの強さについて、今回は撞きやすい加減、程よい加減を想定しています。
なんとも不明瞭ですが、極端に弱い、強い加減ではないとだけわかっていただければ幸いです。
ひねるときの的球の狙い方
以上のような前提条件で、ひねる球を撞くときの狙い方についてです。
手球の撞点に対応するイメージボールの位置を狙って撞く
言葉だけだとなんともわかりにくい。
例えば、下記のような配置です。
これで、下図のような右上の撞点を撞く場合を想定します。
(使用しているアプリの関係で「力加減50%」の記載が入っていますが、消せなかっただけなので無視してください)
こういった時に、まず芯を撞いて狙う位置で構えて、頭の位置を定め終わってから左手をずらしてひねる撞点にキューを動かします。
そして、イメージボールにおいて手球の撞点に対応する箇所を狙って真っ直ぐ撞くイメージで撞いています。
上図の実線のように狙い、キューを振るイメージです。
これで狙うと結構入ります。
ひねりを使いだすべき時期
昔はマスワリ1回出すまではひねりを使うな、なんて論調もありましたが、最近はどうなのでしょうか。
オススメは上下方向にずらした撞点で撞いた際のイレが安定してから
まぁ、私も昔からの人なので、ひねりを使う時期については遅めの方がいいんじゃないかなって思っています。
と、いうのも、上述した狙い方なんかもひねらない場合の狙い方が固まっているからできるわけで、そこもあやふやなうちにひねりだすと一時的にシュート力がガタ落ちするんじゃないかなって思います。
ひねるショットはすべからく難しいので、まずはイージーなひねらないショットを固めてからの方が効率がいいと思います。
早い時期でも特定の配置だけひねりを使ってみる
例えばこんな配置。
こんなのはひねらないとどうにもなりません。
一般に、長クッション際に的球があり、振りがそんなに厚くない場合とかは、ひねらないとどうにもならないことが多いです。
そういった場合にも頑固にひねらない上下だけで頑張る、というのはそれはそれで非効率的です。
また、上図のような配置でとにかく入れよう、と球なりの押しで入れちゃうC級を見ることもしばしばあるのですが、我慢して入れでどうにかしようというスタイルだとある時期から伸び悩むこと必至です。
実際にゲームをやる上でもひねるの前提といった球については、早い時期からひねってもいいのかなと思います。
最近はハイテクシャフトが一般的ですし、ひねり自体の難易度は低下傾向にあるので、案外どうにかなります。
適度にひねって楽しいビリヤードを
端っこを撞いてひねり量を多くしすぎるとイレも難しいダシも難しい手球がぎゅんぎゅん動きまくるとなり、見た目に楽しいけど大変です。
また、ひねりを使う頻度を高くしすぎると、テーブルコンディションとの関係でカーブが出てしまいひねりが原因で外すとかも起こり得るので、これはもったいないです。
ひねるべきときはひねる、そうじゃないときはひねらない、と自分の中の線引きを上手く作れば、イレ、ダシともにいい感じになるのでビリヤードが楽しくなります。