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球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

Solid 12 MAXシャフトが最高すぎる

今のキューを買ってからずっとキューとセットだったシャフトを使っていたのですが、今年はちょっと真剣に大会目指して球を撞こうと思っているし、ここらでシャフトを買い替えちゃおうかな、と思ったのがいつだったか。

ニューアートのサイトでラジアルピンのシャフトの在庫を見ていたらSolid 12 MAXがあって、これはそういう巡りなんだろうなと思い買ってしまいました。

そして、買って本当に良かったです。

 

 

 

Solid 12 MAXシャフトとは

ハードメイプルを30度でカットし、12枚を張り合わせた元材の先端部にA.C.S.S加工に準じた処理を施しました。

(引用元:ADAM JAPANの商品紹介ページ

 

 ハードメイプルを30度でカットし、12枚貼り合わせてあります。アダムブレイクキュー【BENKEI】装備のトールハンマーシャフトをプレイキュー用に改良されたのが【SOLID 12 MAX】シャフトです。

 (引用元:ニューアートの商品紹介ページ

 

なんでメーカーの公式ページよりニューアートの商品紹介ページの方が詳しいのでしょうか。

とにかく、12枚のメイプル張り合わせタイプのハイテクシャフトです。

アダムのハイテクシャフトの中だと一番高級品なんでしょうか。

 

今回買ったSolid 12 MAXシャフト

重さは108.0gで、タップはカムイオリジナルのSが付いています。

ニューアートで在庫を確認してもらった際に、3本の在庫があったうちの1本です。

在庫内で一番軽かったのは106.2g、重かったのは108.6gだったか。

今まで使ってたシャフトについては後述しますが、軽いシャフトを使っていたので振った際の感触が今までとは違います。

 

マイキューに装着してみた

キースアンディを使っていますが、装着してみたところ、シャフトとバットとの間に殆ど段差が無くていい感じでした。

 

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こんな感じ。

他社のハイテクシャフトと比べて表記が控えめなのもいい感じ。

リングの移植はする気が無いのでバットとシャフトでリングが違っちゃいますが、後付けハイテクなんだからいいかな、と。

 

Solid 12 MAXシャフトの性能評価

今まで使っていたシャフトとの比較程度になりますが、ここ2,3日使ってみた感想をまとめます。

 

今まで使っていたシャフト

キースアンディの純正ハイテクシャフトで、今出回っているM-Spec2のプロトタイプに当たるシャフト(M-Spec0だったか)を使っていました。

重さは96gと非常に軽いシャフトで、さらに汚れ落としや凹み直しでちょいちょいやすりで削っていたので結構痩せてきていました。

その上、先角にヒビが入っているしジョイントが経年劣化でガバガバだし、というかなり危機的な状態。

痩せ以外は修理でなんとかなるのかもしれませんが、寿命が近かったのも事実。

 

先端側の直径はちょっと太め

ほんの些細な差だと思うのですが、軽かったし痩せてきていた今までのシャフトに比べるとわずかに太いです。

ただ、太すぎると感じることはないです。

もともとアダムは太めなイメージですが、アダム標準の太さって感じです。

 

上下のキレはあまり差がない

これについては、タップを変えたらまた変化が起きるかもしれません。

現状では、押し引きについては今まで大差ない感じです。

キューのバランスが変わったことで上手くできなくなっている感も若干あるので、慣れ具合やタップの締まり具合等が変わったらまた確認してみたい。

 

左右の乗りが良くなった

ひねりについては、今までのシャフトよりもよく乗っていると感じます。

まだ正確に検証したわけではないのですが、ちょいちょい「そんなにひねった記憶ないぞ」と思う事態が発生しています。

名一杯ひねろうとした時ほど差が出ていて、細かくひねろうとしたときはほぼ変わらない感じです。

 

ひねっても殆どトビがでない

流石はハイテクシャフト、ということなんでしょうけどまぁトビがでません。

例えば、下記のような配置。

 

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押しよりもひねりを重視して下記の様なラインで出したいところ。

 

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今まではこれをやろうとしたときには、相当気を使って厚みを見てイレ重視にしていかないとすぐ飛ばしていたし、厚み重視になるもんだから力やひねりの加減ミスがしばしば発生していましたが、Solid 12 MAXだとトビがでないからすごく楽にイレられます。

 

ひねりが楽になってよかったこと

とにかくトビが少なくてひねりが非常に楽になったことで、色々とプラスになっています。

 

ひねる球で入れて出すのがかなり楽に

ひねる際にイレに過度に集中しなくても入るため、力やひねりの加減にも意識を配れるようになりダシの安定性も向上したのが非常に嬉しい。

正直、ハイテク勢はみんなこんな楽に撞ける環境だったのか羨ましすぎるぞって妬みだったり、そんな中よくまぁ今日までそれなりに戦えてきてたもんだ、という自惚れだったり、といったよくわからない感情が胸中を渦巻いています。

ひねり加減ごとに厚みを変更する必要がなくなったのがかなり嬉しい。

 

外す理由がわかりやすくなった

横を撞こうがずれないため、シュートミスした際になんで外したかというとそもそも厚みに対して真っ直ぐ撞けていないから、とはっきり分かるようになりました。

アドレス~ショットまでの間にズレがあるから外す、撞点が横だからそれでずれて外れているわけではない、と明確になっているので、練習効率も上がりそうです。

 

自分にとっては最高のシャフト

買ったばかりなので、とてもきれいなシャフトです。

 

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これが、数か月後までにどれくらいチョークの汚れで青くなっていくのか、今から楽しみです。

しっかり練習してシャフトの性能を引き出せるようになるぞ!

 

終わりに:ハイテクシャフトへの乗り換えのすゝめ

今までのシャフトがハイテクとは名ばかりに殆どノーマルと大差ないシャフトだったのですが、乗り換えてわかるハイテクのハイテクさたるや。

イレの安定感が格段に向上するし、乗り換えにそこまで手間取ることもないのでてっとり早く安定性を上げたい方はハイテクシャフトに乗り換えるのがいいと思います。

カスタムキューだとキューにプリセットされてるノーマルじゃないと品格が、という意見があるのはわかりますが、それはそれに見合う腕があるならいいけどそうじゃないなら道具は性能がまずはスタートラインでしょ、と思う次第です。

 

巷ではREVOシャフトや他のプレデター製のハイテクシャフトが流行っていますが、Solid 12 MAXシャフトも相当に高性能なので、かなりオススメです。

国産好きという方はSolid 12 MAXもご一考してみてはいかがでしょうか。