ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

長クッション付近の的球のシュート時に真横に転がすポジショニング

B級なので個性も何もないという事実はあるのですが、それでも得意なことというものはあります。

他のB級の方にちょっとこれは負けない自信があるぞ、というものとして、長クッション間を真横に転がすダシがあります。

特に、これをひねりを使わずに上下撞点とタッチだけで実現するのが割と得意です。

長クッション間を真横に転がすダシとは

このような的球が長クッション付近にある配置で、

 

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こんな感じに手球を真横に走らせるショットです。

 

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これをひねりを使わずに実現するショットが得意です。

 

無回転~わずかな押し回転の手球を的球に当てれば実現できる

手球は無回転で的球に当たると、的球の進行方向に対して90度の方向に分離します。

的球が台の中央付近ある場合ならこんな感じ。

 

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長クッション付近に的球がある場合には、長クッションに略平行に的球が進行することから、そこから90度、つまり長クッションから真横に手球が転がっていくわけです。

 

的球が長クッションから離れる場合には90度分離で離れた分だけ後ろに下がってきます。

的球が離れた分を調整する押し回転をかけてあげることで真横に転がすことを実現できます。

 

習得できる練習方法

とにかくいっぱい撞いたのでこれができるようになったのですが、最近はこの配置で練習しています。

 

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手球は都度現状、的球は入れたら置きなおす、外したり手球が露骨に前後に動いたらやり直し。

長クッション際でポケットまでの距離が3ポイント以上離れるとシュートが覚束なくなっていたのでこの配置で撞きこんでいたら真横に転がすのが得意になってきました。

 

このショットができることのメリット

シュート力だけじゃなく手球のアクションについても理解を深めることができます。

 

長クッション際でひねらないときのシュート力が上がる

的球は長クッション際に配置固定、手球現状で撞きこむことでひねらないときの長クッション際の的球に対するシュート力が向上します。

元々長クッション際の球のシュート力が低くてつらさを感じていたのですが、上述の無限に撞ける練習をすることで苦手意識を払拭できました。

 

厚みや浮き具合による影響を理解できる

手球を現状にすることで厚みが毎回変わります。

また、的球の置き方を雑にすることで、的球がクッションから離れる距離(浮き具合)についても毎回変えることができます。

こういった環境で撞きこむことで、厚さにより上下スピンの影響や浮き具合による手球の挙動の変化を理解することができます。

 

的球に当たるときの手球の回転具合をイメージすることができるようになる

手球と的球の距離とショットの加減と撞点とタッチ。

これらの関係を紐解いて無回転~わずかな押し回転の範囲で手球を的球に当てなきゃいけないので、必然的球に当たるときの手球の回転具合に対するイメージ力が向上します。

特に、手球の最終的な停止位置もちゃんと意識して撞くようにすることで、ショットの力加減が限定された状態で適切な回転を加えるにはどういったタッチ、撞点にすればいいのか、というところも練習することができます。

この練習を重ねると、こういった配置でもしっかりとした力加減で撞くショットが苦じゃなくなります。

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トロンと転がせばいいだけではあるのですが、よれる台だと外れ得るわけで、ちゃんと撞いてちょっと転がすという玄人受けする球が撞けます。

 

実際にこのショットが生きる場面

9ボールにて、こういった配置になりました。

 

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押して回すのはしんどい、引いちゃうと7番や8番にぶつかってわけわかんなくなりそう、といった感じでした。

 

ここを、ほぼ真横に転がして無事解決。

 

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この配置はここをこなせたこともありマスワリできました。

 

この練習の発展形:ひねりを組み合わせる

真横に転がすには無回転だけじゃなく、押し+順ひねりによっても実現できます。

手球がクッションに近いときやあまりにも的球から離れた時には押しと順ひねりを使った方が圧倒的に楽です。

私自身、こういったショットについてはまだそこまで得意ではないので、これから練習していこうと考えています。