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球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

背の低い人はビリヤードのフォームを右足基準にした方がいい

一般成人男性の平均身長は171センチ前後のようですが、私は身長164センチと背が低いです。

ビリヤードにおいて身長が低いことはデメリットしかないのですが、嘆いても変わらないところなのでこの身長で戦っていくしかありません。

低い身長の人には低い身長の人に合ったフォーム作りがあるのではとここ1年程探っていたのですが、割と確信を持てるポイントが見つかりました。

右足を基準としたフォームとは

撞くまでの一連の流れは下記のとおりです。

  1. アドレスで厚みを見る
  2. アドレスからフォームに移行する
  3. 何度かキューを振った後に撞く

 

アドレス時から構えるときの足の位置だと頭の位置が厚みを見る位置からずれるので、アドレスからフォームに移行する際に、右足を体の内側にどかすか、左足を前に出すか、と片方の足を固定しもう片方の足を動かすと思われます。

 

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こちらは右足を動かした場合。懐を広く取れるのでキューを振りやすくなります。

 

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こちらは左足を動かした場合。

本記事では、アドレスからフォームに移行する際に動かす足を左足にし、アドレス時に厚みを見る際の基準となり、アドレスからフォームに移行する際に固定する足を右足にする場合を、右足基準にしたフォームと定義します。

なお、私が右利きで右手でキューを持っているので右足を基準と記載していますが、左利きの方は左足を基準にした場合を想定して読んでいただければ幸いです。

 

低身長の人が右足を基準とした方がいい理由

低身長だからこそ右足を基準にすべきで、身長が高い人にはあまり当てはまらない理由です。

 

右足一本足で立つことでキューを振れる距離を稼げる

下記配置の9番を左上コーナーにシュートする場合で、手球の位置が1番~3番にある場合を想定します。

 

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私の身長で左足一本立ちして撞くことができるのは1番の位置にある手球が限界です。

一方、右足一本立ちの場合には2番の位置にある手球でも撞くことができます。

この距離を稼ぐことができるのは大きいです。

3番の場所にあったら、潔くメカニカルブリッジを使うか、エクステンションをキューに取り付けて頑張ってみるか、といった感じです。

 

右足一本立ちだと上体の傾きが普段と変わってしまう

右足一本立ちで距離を稼ぐと右肩が普段より前に出るため普段撞くフォームとは異なる形になります。

これを嫌って右足一本立ちをしない方もいらっしゃるようですが、フォームが多少歪んでもちゃんと撞きたい場面は結構あります。

右足一本立ちでもちゃんと撞きたい、そしてアベレージ高いショットを実現したい、と考えていました。

 

アドレス時に右足を基準にすることで頭やキューラインのズレを防ぐ

左足基準でアドレスを取ると右足一本立ちに移行する際にズレが生じやすいです。

アドレスからフォームに移行する際に基準にしていない足を軸にするのだからずれるのも当然です。

当然なんですが、そのことに気付くのに1年近くかかったのが私です。

 

一方、右足基準でアドレスを取ることで基準となる足を維持したままフォームに移行できます。

これによってアドレスからフォームに移行する際のズレを軽減でき、ショットのアベレージを維持することができるわけです。

 

右足基準のフォームに変更した結果

 

年明けから右足基準のフォームにしているのですが、ずっと調子がいいです!

 

身体的特徴を言い訳にしない

身長や利き目のような身体的特徴なんてものは言い訳にしたところで変わるものではないので、この体でやっていくしかありません。

フォームやアドレスについては色々悩んでやってきて、今も理論を確立したわけではないですが、低身長は右足基準がいいという点については正解だと確信しています。

背が高ければ左足基準にして右足どかして懐広くするとかできるんでしょうけど、無理なものは無理なので仕方ない。

あまり背が高くなく台の遠くに行った球が苦手だなと感じる方に右足基準のフォーム作りがオススメです。