ビリヤードの試合に参加する意義~懸けることで強くなる~
ビリヤードでは公式の団体だけでなくお店主催の試合もしばしば開催されています。
特に東京近郊である場合、探せばほぼ毎日どこかしらのお店でやっているものです。
規模の大小、レベルの高低はありますが、ある程度趣味として競技志向をもってビリヤードに取り組んでいるならば試合に参加することって大切だなと最近感じています。
試合でしか味わえない緊張感
1人での練習や他の人との相撞きといった普段のビリヤードと、試合でのビリヤードと、では明確に緊張感が違います。
本当はどの状態でも集中し緊張感を持って取り組むべきだとは思うのですが、そこまで鋭い精神性を持つ人間は稀です。
参加費と負けたら終了という要素が緊張感を作り出す
試合に参加するためにエントリーフィーとして少額のお金を払います。
そして、負けたらそこで終了となります。
参加費を払っているのに勝たなければ終わってしまうという要素が強烈に緊張感を作り出していると考えられます。
参加費、生活になんら影響がない少額なんですけど、もの凄く緊張するんですよね。不思議です。
対戦相手も緊張していることで真剣勝負になる
自分も緊張していますが対戦相手もまた緊張しています。
人によってその試合に対する熱意は異なりますが、それでも適当に遊びで参加している人は殆どいないものです。
まさに真剣勝負を体験することができ、1球に懸ける経験ができます。
勝負事は懸けることで強くなる
先日、将棋界の話ですがこんな記事が掲載されていました。
最後の一文でかなり物議をかもしたようですが、勝負事の世界では賭けること、そして懸けることが大切であると記載されています。
ビリヤードにおいても参加費を払い撞く機会を獲得する試合で1球に懸けることで強くなっていけるんだと考えられます。
出るべき試合について
試合に出た方がいい、と言っても試合にも種類があります。
それこそアマチュアでも大きい試合ではJAPA主催の全国大会があり、小さい試合では参加者10名ちょっとのBC級のハウストーナメントがあります。
大きい試合で勝つために小さい試合で勝っていく
先日、為末大さんの書かれた記事を読みました。
要約すると、勝ちきれない経験が続くと勝ちに躊躇しだすのでまずは小さな勝利を重ねていき、勝ち慣れる必要がある、とのこと。
小さな勝利を積み重ねずして大きな勝利がいきなり手に入るとはちょっと考えにくいですよね。
まずは小さなハンデ戦であるBC戦に参加し、その後規模が大きい試合であったりプロやA級も参加しレベルが高い試合であったりに参加するのがいいのではないかと思います。
ちなみに私は
地上最強B級戦の敗者復活戦である裏クラシックでしか優勝したことがありません!
しかもこれ、9ボール1先という超特殊なルールなので、これで優勝するっていうのは実力じゃなくて運です。
昨年まで試合の参加回数が少なかったのが響いています。
今年はなるべく試合に出るようにしているのですが、試合に出ることで気付くことや成長できることがあると実感しまくっている最近です。
ビリヤードを趣味にしたなら試合に出てみよう
ハンデが振られるとはいえちょっとどころじゃなく敷居が高い試合ですが、試合で勝った時の楽しさや喜びはちょっと他の物事では味わえないほど甘美です。
極度に緊張し精神をすり減らすところから一気に解放されるのってもの凄く快感。
ビリヤードを趣味にしてみてちょっと撞けるようになってきたら試合に参加することをオススメします。
勝つとめちゃくちゃ楽しくてもっとビリヤードしたくなるし、負けるとめちゃくちゃ悔しくてもっと練習したくなりますよ!