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球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

手センからの5個取りきり練習

ここ最近、真っ直ぐ撞くことを何よりも重視して練習していて、入れる力については多少改善されてきました。

しかし、入れる練習ばかりしていたからなのですが、入れる力が改善された分だけ手球をコントロールする出しの力が低下してしまいました。

ビリヤードの練習では何か1つだけやっていればいいなんてことはありえないと身に染みています。

手センからの5個取りきり練習

いよいよ1ヶ月を切った全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会。

通称アマローテと言われている通り、採用されている種目がおなじみの9ボールではなくローテーションです。

ローテーションというのは、的球の数字が点数になるという、前半10個(計55点)より後半5個(計65点)の方が比重が重いという厄介な種目です。

 

ローテーションでは3ファール時を除きフリーボールになりません。

相手がファールをした場合

 

  • そのままの状態(現状)
  • 的球をフットスポット又はセンタースポットに移す
  • 手球をヘッドエリア内の任意の場所に置く
  • 的球を上記2箇所のいずれかに動かしつつ手球をヘッドエリア内の任意の場所に置く

 

という選択肢の中からいずれかを選ぶ必要があります。

この中で一番選択頻度が高いのは的球をセンタースポットに移し手球をヘッドエリア内の任意の場所におく、通称手セン(手球センター)です。

 

手センからのイレ、ダシのバリエーションが増えれば相手のファール時に一気呵成に攻められるようになると考え、取りきり練習のスタートを手センに限定してみました。

 

あと、ローテーションは、最後の1個を入れてから手球をヘッドエリア内に戻すことで2ラック目にその位置からブレイクできる、というルールなので、15番を入れたら手球をヘッドエリア内に戻すというルールも追加です。

 

5個取りきり配置1

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11番は右下コーナーに通っていません。

 

脳内の組み立て

  • 11番はストップショット
  • 12番は前回転になったり変なひねりが入らなければ13番を左振りでサイドに厚く取れそう
  • 14番は振りがあればどっち振りでもなんとかなりそうで右振りが理想
  • 15番も右振りの方が楽。

 

やってみた結果

まずはセンターストップショット。

 

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普段の練習時にこっち側からは撞いていないのですがちゃんと成功しました。

次も前回転にならないように意識してちょい下くらいを撞く。

 

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貰いひねりがいい感じに作用して13番が真っ直ぐに。

 

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真っ直ぐなので、変にいろいろやってミスるくらいならストップショットで対応。

 

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14番にしっかり振りが付いたので軽く流す感じでもしっかり手球が走ってくれました。

 

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最後、右上コーナーにちょっと寄っていたのが気がかり。

 

やってみてわかったこと(反省点)

最初をストップショットでいける配置はやはり簡単です。

15番のダシが怪しかったので、2クッションでヘッドエリアに戻すのではなく3クッション(下短、左長、右長)で戻す、順押しではなく順で気持ち引きくらいの感覚の方がよかったかもと思いました。

15番を取った後はブレイクになるので、15番を入れた後ももう少しちゃんと意識したい。

 

5個取りきり配置2

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今回もまた11番は右下コーナーに通っていません。

 

脳内の組み立て

  • 12番を右下コーナーは手球がショートすると撞き辛、ロングするとイレ困難なので、左下コーナーに取りに行くことで少ない手球の移動でなんとかしたい
  • 12番は押しとひねりで15番の脇を通す
  • 13番は撞き辛にならないように気を付ける
  • 14番と15番は配置1と同じ展開が理想

 

やってみた結果

僅かに左振りにして11番は手球が無回転で当たるイメージに。

 

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押しのみだと15番に当たりそうなイメージだったので12番で順押し。

 

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ひねり過ぎてかえってぶつかりそうになったし走り過ぎたし。

近いし薄いしで厄介になってしまったけど逆を入れて13番はカバー。

 

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逆を入れたのがかえってよくなかった気がする。

14番も薄くなったのでトロンと撞く。

 

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それでも止まりきらず、15番がかなり薄めに。

ひねりしっかり利かせてのショットでなんとかヘッドラインに戻したい気持ち。

 

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無事成功したけど、ギャンブルショットだろこれ。

 

やってみてわかったこと(反省点)

例えば12番ですが、ひねろうかなと思った時のひねる量が多すぎます。

0.5タップ程度でいいのに、1タップくらいひねっていることがしばしば。

押しと順ひねりが組み合わさるとかなり走るし、ひねり量が増えるとイレの精度も落ちるのだからひねりの量はもっと適切な量まで低下させていきたい。

 

あと、最後の15番は本番だったらイレイチでいって手球をヘッドラインまで戻すのは諦めるのも手かなと思いました。

なんといっても15点ですし。

でも、予選でその選択して2ラック目にブレイクから良い展開がまったく回ってこなくてまくられたんだよな、という苦い記憶もあるので難しいです。

上記のようなひねり多めのギャンブルショットは意外に成功率が高いので自分をどれくらい信じられるかで判断していきたい。

 

基本はひねらず、上下の撞点で対応

ひねらざるを得ないときはひねるけど、そうじゃないなら上下の撞点だけでまずは対応すべきだと確信しました。

どうしても道具の性能もあってひねった方が楽だと感じがちなのですが、その結果ひねり過ぎでの失敗に繋がっているのも事実です。

また、試合本番では新しいラシャだからひねったときにどんなことになるかもわかりません。

もっと上下の撞点でどうにかすることについて真剣に考えて、取りきり練習の練度を上げていきたいところです。

あと1ヶ月、どこまでできるかわかりませんがやりきります。