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球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

ゴリラへの憧憬7 ~ビリヤードで2番目に大事なもの~

ゴリラに憧れゴリラを目指して幾星霜。

今もって体つきはポニョだし体重ばかりが増えている始末である。

パッと見細身に見える、いわゆる着やせするタイプであることから気を抜いていたのだが、腹回りのそれは完全にボンレスハムでありジャングルに放たれたらたちまち野獣の餌食になる肉体である。

ゴリラであれば襲い掛かる野獣も一撃で沈められるだろうが、私はハムの人。美味しく食べられ娑婆からバイバイ。

解き放たれたこのジャングルがコンクリートジャングルであることに感謝しつつ、今日もゴリラとビリヤードに思いを馳せる。

 

 

 

事の発端

先日、なすみそさんのブログで取り上げられていた、はかせさんのツイート。

 

 

 

 

このツイートをなすみそさんの記事で拝見した際に「ゴリラ最強説」とコメントしたクソ野郎が私です。

 

 

2番目に大事なものについては、その後、なすみそさんによる素晴らしい分析とその答えが提示されています。

 

 

途中で紹介されているバサビッチさんの動画が、似たような巨漢2人の対決でどっちがバサビッチさんなのかまじでわからないのが面白かったです。

動画は面白いし、記事で導かれている答えは素晴らしいと思います。

 

ゴリラ最強説

しかし、ゴリラ最強説もまた真実である、と私は世界に提示したい。

考えてほしい。ビリヤードだってスポーツであり、道具を介するものの肉体を使いイメージを実現するものである。

肉体を使うには何を動かす?

そう、筋肉さ!

 

安定したストロークを生む筋肉

筋肉がしっかりなければストロークに安定性は生まれない。

たまたま1回綺麗なストロークをすることはできるかもしれないが、数百、数千、数万とストロークすることになったときに、筋肉のない貧弱な肉体で継続性を生むことができるのか。

ゴリラのような屈強な肉体であれば、ただひたすらにキューを振り続けサステナビリティストロークを実現し長丁場の試合も完全勝利。

ストロークのための筋肉は大事。ゴリラ最強。

 

卓越したキュー切れを生む筋肉

例えば握力30キロしかない人間が25キロのものを持つことができても、50キロのものを持つことはできない。

握力が50キロないと持てないわけだ。

キュースピードにしても、腕を速く振るための筋肉がなければおのずと限界は限られてくる。

ゴリラの鋭いドラミングを生み出す卓越した筋肉があれば、視認不可能なキュースピードを実現し手球の回転でラシャから白煙上がり想像を超えた手球アクションが台上の球を蹂躙する。

キュー切れのための筋肉は大事。ゴリラ最強。

 

自在な加減を生み出す筋肉

25のパワーを持つ人が20のパワーを出すには80%の出力が必要になるけど、50のパワーを持つ人が20のパワーを出すには40%の出力で済むわけで。

他のことに20%しか割けないか、60%割くことができるか、という差は非常に大きい。

ビリヤードにおいては、単純な力加減だけではなく、弾け具合やタッチ、キレ具合といった種々の要素に意識を配る必要があるけども、20%の意識を配るのと60%の意識を配るのとでどちらがより自在にイメージを実現できるか。

森の聖人ゴリラの筋肉に裏付けされた自由な意識が、手球の挙動を理想から現実に塗り替える。

ゆとりのために筋肉は大事。ゴリラ最強。

 

破壊的ブレイクを実現する筋肉

ブレイク、パワー、筋肉。

最早筆記するまでもなく筋肉が大事。ゴリラ最強。

 

ゴリラ最強説を裏付ける人々

フィジカルへの意識が国内と海外とでまったく異なるのがスポーツの常ですが、ビリヤードもその例に漏れていないように感じます。

そういった事情を踏まえてアメリカNo.1と名高いS・V・ボーニングを見てみましょう。

 

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腕周り、完全にゴリラやんか。

 

最近話題のイギリス人プールプレイヤー、J・ショウなんかはどうでしょうか。

 

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もう全身ゴリラやんか。

 

ゴリラ最強説の穴

厚みが見えてて筋肉があれば最早撞く前からOKもらえるのかといえばそんなことはなく、ゴリラにだって弱点がある。

 

考えてほしい。

ウ、と、ホ、しか言えないのがゴリラである。

ゴリラとは知性の対極であり知識なんてものがそもそもない。

ローテーションやってたって

「ウッホホウホホッ」

とかいうわけで、それ言われたって

「イエス、ワンボールコーナー」

とか言えるわけがない。

ゴリラは聖人だからジェントルマンコールでお茶を濁すことはできても、怪しい場面でウホウホ言われても揉めるしかないし、結果強靭な筋肉によるワンパンを食らって方や失神方や留置所でダブルKOである。

 

実際問題、知らないとできないことって結構あるし、私がB級でそこそこやれているのも無駄に長い歴でなんとなく知ってることが増えているからだというのがわかる。

そして、あまりの知識のなさにまだまだできないことがいっぱいあるということもわかる。

ビリヤードにおいては知識も大事。

 

知識だけは筋肉ではどうにもできないけど、知識を蓄えるのは脳みその筋トレ、脳みそという筋肉を使うことだと考えれば筋肉で解決できる、のか?

ゴリラさいっきょ!!!!!

 

筋肉の偉大さ

知識もだけど、基本的には筋肉で片がつく、というのがやはり結論になってしまった。

腹筋や胸筋よりも腕、肩周りの筋肉なので、配置見ながら「アブッ!アブッ!」とか言ったりはしないし構えてる時にフランクにもアンディにも語りかけたりもしないけど、継続した筋トレをしていく必要性を感じている。

冒頭のボンレスハムのくだりが今の私であってS・V・ボーニングやJ・ショウのような肉体は私とはあまりにも無縁なので、せめてまずは友達からくらいの縁が発生しないものか、と今日もゴムチューブを伸ばしている。

このチューブをちぎることが出来たら、ブレイクも40キロ突破できるだろうか。

 

ゴリラを目指す私の旅路。

ピンクの可愛いゴムチューブのように、鮮やかな色彩を帯びている。