ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

ビリヤードのプレイスピードを上げる方法

プレイスピードがどうにも遅い。

フォームをいじってばかりなので慣れるまでは遅いのもさもありなん、とここしばらく思っていたのですが、前のフォームに慣れて結構撞けるようになってた2月のチャレマの際に平口結貴プロからご指摘を受けたので、フォームとか関係なくプレイスピードが遅いです。

 

当たり前ですがビリヤード以外にも生活があって、それらをこなしたうえでビリヤードをしているので、ビリヤードをする時間は限られています。

しかも短い。

短い時間を少しでも有益にするためにも、プレイスピードをがっつりあげていきたい。

 

 

 

何故プレイスピードが遅いのか

目の前の1球を撞くまでに行う工程は下記のとおりです。

 

・台上のボールの位置を確認

・最初の組み立てを現状の配置に合わせて修正

・厚みから転がせる手球のラインをイメージ

・加減、撞点、撞き方をイメージ

・アドレスで厚みを合わせる

・構えて真っ直ぐ振れているかを確認

・撞く

 

ちゃんと測ったことがないのでわからないですが、アドレスからショットまでは1回20秒程度のはずです。

ここを改善しても程度が知れている。

 

台上のボールの位置確認については、これをおろそかにすると痛い目を見るのであまり軽くしたくないところです。

ちゃんとやる、といっても数秒なのでやはりここでもない。

 

確認以降の修正から諸々イメージ するところ、ここが結局時間を食っているようです。

 

修正の時間を減らすためのダシ力強化

もちろん、色々な可能性を組み立て時に織り込んでおくというのもあるのですが、いちいちがっつり修正せざるを得ないようなとこに出すから修正に手間取るので、修正しないで済むようにダシ力を強化するのが大事だと思われます。

ちょっとのズレとかであればほぼ修正せずに次に行けるわけですし、こういう振りのイメージでって撞いたらまったく違う挙動になった!とかっていうのをなくせるようにしたいものです。

 

イメージの時間を減らすためのダシのレパートリーの強化

配置ごとにいちいち色々イメージしているから遅い。

この配置ならこう、っていうダシのレパートリーがないことに依拠していると思います。

これについては、過去にマスターにも指摘されてるし、最近のフォーム解析レッスン時に西尾プロにも指摘されました。

たしかに、レパートリー内の配置だとサクッと構えられてすぐ撞けているし、こういうレパートリーを増やさなきゃだな、と思うわけです。

 

プレイスピードを上げる練習

そういうわけで、ダシ力を強化し、ダシのレパートリーを増やすための練習が必要になるので、それが何かといえば、そう、5個取りきりです。

元々マスターにこの練習を勧められた際の話すきっかけがプレイスピードだったことを思い出しました。

 

今までは1回クリアできたらそれでやめてましたが、その結果が今の体たらくなので、もっと真剣に取り組むべく同じ配置でも色々考察して繰り返し実行してみることにしました。

 

今回の配置

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フリーボールじゃなかったら5番がいやらしすぎる。 

 

撞く前の検討

6番は右振り、7番は左振りにしていきたい。

ほどほどに転がしたいから厚み半分とかそれくらいの振りを維持したいところ。

5番から6番は右振りを押して2クッションで出せばいけるかな。

 

やってみた結果

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厚みが若干薄かった関係で6番が厚くなりました。

 

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引きでいくもショートというか、この配置の時点で大分酷い。

 

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めちゃくちゃ根性の引き弾きでどうにか8番に出せました。

 

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これはいい感じ。

 

取り出しから組み立てと結果に乖離が生じてイメージの修正が発生しているという酷い結果でした。

押しのイメージ力が本当に弱い。

 

5番から6番について

押しだけだと2クッション目がサイドに寄りました。

 

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寄るというか飲まれたこともちらほら。

右をひねってあげればサイドよりも下に落ちます。

 

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このラインを実現するのは1/4タップのひねりでした。

半タップひねると6番に略真っ直ぐのラインで転がっていったので、1/4が理想。

かなりシビアな撞点だったので、こういうときはちゃんとスタンダードブリッジで撞かなきゃダメだなと気付く。

 

6番から7番

根本的に、こんな感じの厚み半分程度の6番右振りが苦手です。

知ってはいたけど、それにしてもかなりの回数外した。

薄くなればなるほど外していったので、これのイレの練習もしないと。

 

6番から7番は意外に転がることが多かったです。

 

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こんな感じになっちゃってどうにも身動き取れなくなることもしばしば。

 

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これでいいんですよね。

ただ、これって出したいエリアを横切るラインだから難しいというところもちらほら。

8番がなければ6番は左振りが正解なんだろうけど、8番がいい仕事している。

 

7番から8番

これもイレが苦手。

ただ、こちらはバタにしようとするとかなりの距離を転がさなきゃで大変だなと感じました。

 

 

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ためしにやったらこんな感じになって詰み。

 

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相当頑張ってもここで、ここだとレスト使わなきゃだからよろしくない。

 

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結論として、そもそも転がさなくていいよね8番入れられるし出せるし、というこの取り方がベターだと判断。

 

8番から9番

この前の順引きの練習の応用で上手くできました。

ただ、第2クッションの位置にそれなりのずれがあったので、まだまだ詰める余地があります。

 

プレイスピードを上げる方法まとめ

なんで遅くなるのかと言えば、毎回撞く前に色々考えてしまっているからという理由が一番大きいので、ここの改善を図ることが第一歩。

ダシ力を上げて組み立てからのずれを減らし、配置ごとのダシのレパートリーを増やしていくためにも5個取りきりが練習として適切です。

成功だけじゃなく失敗を覚えていくことで、精度も上がるし考えのミスも減るしイメージ力も上がる、はず。

 

ここ最近3個取りきりとかまでレベルを落として特定配置の重点練習をしていたけど、5個取りきりも大切だなと痛感。

また、1日のうちに色々な配置をやるのではなく、1つの配置にこだわって練習した方が密度濃く練習できました。

イレの力でカバーするビリヤードではなく、イレもダシも高いアベレージを出すことでハイスピードで撞けるビリヤードを目指していきます。