ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

ビリヤードにおける絶不調の治し方

5月下旬くらいから絶不調に陥りまして、ストップショットだけでいい2球取りきりが取りきれないみたいなとんでもない状態になっていました。

先日書いた西尾プロのレッスン記事でも触れましたが、色々やってどうにか回復できて普通くらいの調子に戻ったので、今回はこの絶不調期間にあがきにあがいてどうやって治したかについてまとめました。

 

 

 

不調の症状分析

まずやったのは、どういった内容の不調であるかを分析しました。

 

どういった症状か:狙った厚みに向けて撞けない

まずは、どういった症状が出ているかを考えました。

私の場合は、狙っている厚みに向かって撞けませんでした。

上下のずれや左右のズレについてはあまりなかったのである程度キレを利かせる球でもミスキューは殆ど発生しなかったのですが、とにかく狙っている厚みに向けて撞けない。

センターショットのシュート率が5割という、撞点や加減はまったく関係なくとにかく真っ直ぐ構えられていない、という症状でした。

シュート率90%が求められるポケットビリヤードでこれは致命傷です。

 

何が原因か:アドレスやフォームのどこかが悪い

次に、何が原因かを考えました。

厚みは見えているけどそこに向かって撞けていない、ということから、撞き方ではなく撞く前段階でずれているから厚みに向かって撞くことができない、ということが明らかです。

撞き方で小細工してなんとかできるかもしれませんが、多様な撞点を多様な加減で撞く際に小細工が通じるわけがない(すべてのバリエーションごとに小細工を用意するのは非現実的)ので根本から治す必要あり、と判断しました。

 

不調の治し方

ここまで分析できたので、次にどうやって治すかを色々考えて、実践してみました。

 

鏡の正面でアドレスをとにかく繰り返してみる

下記のような、ごく簡単な配置を作るとともに、手球から的球方向を向いた際の正面に鏡を置くことで、アドレス時に歪んでいないか、ずれていないか、というところを検証しました。

 

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こんなん片手でも入る配置ですが、これをちゃんとストップできるか、そもそも構えた時点で真っ直ぐ向けているか、シュートラインが斜めになっていないか、等を検証してみました。

立って狙う~構えるまでを繰り返しまくって、5分くらい撞かずに体を倒したり起こしたりしまくっていました。

 

結局のところ、腰の開き方と体重の逃がし方がおかしくなっていて、結果頭の位置がシュートラインからずれている、ということに気付きました。

体重を左側に逃がすように意識することで改善できて、この時点で不調は6割程治りました。

 

1週間くらいイメトレだけにして撞くのをやめる

過去に、MECCA所属のプロが軒並み「調子悪いときは撞かない」と言っていましたが、プロのおっしゃることは正しいもので。

諸々事情があったこともあって1週間撞かずにイメトレだけをして過ごしたのですが、これによって悪いイメージが消えたらしく随分良くなりました。

私は週3プレイヤーなので1週間休みましたが、毎日撞く人なら3日とかでもいいのかもしれません。

 

プロレッスンを受ける

自分一人で悩んでいてもどうにもならん!

と思ってプロレッスンを受けに行きました。

今回はフォーム回りだし、フォームについてはずっと西尾プロに見ていただいているので西尾プロの通常レッスンを受けてきました。

レッスンの詳細は先日書いた記事を見ていただきたい。

 

 

軽くこちらにも書きますが、そもそも作ろうとしていたフォームがおかしいっていう結論だったので笑っちゃいました。

こうなると好不調とかから話は外れますが、ちゃんと教わったフォームで練習を再開することで、今の自分の実力だなと思える程度まで復調できました。

 

分析したら基礎練習、休憩、プロに聞くの3つで解決

結論としては、 

  • まずはどういった症状、原因かをしっかり分析する
  • 原因を解消できそうなもの凄く簡単な基礎練習をやってみる
  • あまり上手くいかないときは思い切って休む

  • そしてプロ等のお世話になっている上手い人に聞く

といったことをやることで、絶不調は治ると思われます。

まずは自分でやってみて、自分で無理なら人に頼る、という当たり前の話ですが、ビリヤードだとこの「人に頼る」が、なかなかハードル高いのかもしれません。

ずっと一つ所で撞いてる人なら色々コミュニティがあって師匠格の人もいるでしょうけど、そういう人ばかりじゃないですしね。

 

楽しいビリヤードが不調なせいで楽しくなくなるっていうのは悲しいことです。

BanBan系列の無料レッスンを受けるもよし、バグースの有料レッスンを受けるよしですが、いずれのプロであってもプロのレッスンというのはやはり的確で確実なので、困ったときはプロに聞いて、また楽しくビリヤードできるようになることがオススメです。