ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

C級からB級になる1 ~C級からB級に上がるとき~

B級と自称し始めてからそれなりに長い時間がかかりましたが、気が付けば他称される程度のB級になりました。

A~C級の間に明確な基準がないため、何をもってC級なのか、どうすればB級になるのか、A級ってどんななのか、といったところがさっぱりわからないのがアマチュアビリヤード業界です。

何回かに分けて、C級からB級に上がるときってどういう感じなのか、上がるにあたって何をしたらいいのか、といったところを書いていこうと思います。

 

 

 

もうすぐB級になる強いC級の特徴

色々な方を見てきていますが、大体みんな同じ軌跡を辿って成長していくので、これについては共通なんじゃないかなと思われます。

 

イレが強くイレだけで取りきっていく

最大の特徴であり強いC級の強さの所以はここです。

例えば、下記のような配置。

 

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残り3球、右下なり下だけなり、戻す方向の撞点を撞いて8番に近づけた方が楽ですが、C級だとひねったり引きを効かせた際におけるイレが安定しないこともあり、下記のように7番を撞く。

 

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遠くなった8番も同じように球なりの押し回転で入れる。

 

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最後の遠い9番もしっかり入れる。

 

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みたいな、ダシを無視してイレの力だけで取りきっていって、現実に取りきれちゃうのが強いC級です。

BC戦だとB級は取りきれないことも当然なので、撞かせて取るスタイルで勝ち残っていくのも強いC級の特徴。

 

C級らしい球とB級らしい球との違い

クラスなんて自称だし、周りの人々は大体A級で「BもCも五十歩百歩よ」って思っていることが多く、B級になるって自称しちゃえばその日からB級になれるもんですが、そういった話ではなく球の内容でちゃんとB級になるにはどうしたらいいか。

 

簡単だと思う球をちゃん入れられるようになる

C級とB級との一番の差がこれだと思います。

「簡単だと思う球」の概念にダシも加わり「簡単だと思う球」の範囲が広がることでB級とA級との差にもなるこの要素。

  

「簡単だと思う球」っていうのが主観によるところが大きいですが、ご自身が簡単だと思っている球を思い浮かべていただければ大丈夫です。

ぱっと思いつかない場合には、試しに1ラックでいいのでボウラードをやってみてください。

エニーボール系の種目で複数の選択肢がある状態で選択する球が「簡単だと思う球」です。

 

ダシを意識してちゃんと入れられるようになる

現状、イレ専念の球なら入れられるとは思いますが、そこでダシを気にしてもちゃんと入れられるようになることが当然求められます。

B級程度のダシなんて大したもんじゃないのでそんなに厳密じゃないですが、それでも何かしらは考えて撞いているものです。

そういったイレ以外のことを考えながら撞いてちゃんと入れられるようになることで、C級からB級になると思います。

 

B級らしい球を意識するとスランプに陥る

簡単なことをちゃんとやる、ダシも意識する。

こういったことを考えながらやっていくことになっていきますが、その結果、殆どの人が大スランプに陥ります。

ダシを考えるとちっとも球が入らなくなるし、イレ専念しようとしてもちぐはぐで入らないし、もうどうにもならない。

これじゃまだまだC級だな、とへこんでクラスアップを諦めるという光景もしばしば見ます。

 

スランプになる=B級間近

そもそも今までイレだけ考えて撞いていたところにそれらしいダシを意識して撞くようになる、頭のリソースの一部をイレではなくダシに割くようになるのですから、イレの力が落ちるスランプになるのは当たり前なんですよね。

何より、この状態を「スランプだ!」と感じられるというのは、低下する前の十分なイレ力を認識しているという意味でもあるので、「スランプになる」というのはB級目前のC級だという証拠です。

 

なので、これを克服できれば晴れてB級ですし、スランプに怯えていつまでもイレだけビリヤードというか球入れをしているとC級です。

入れて出して初めてビリヤードですから、球入れから卒業するための正念場です。

 

C級からB級に上がるときのまとめ

以上のように、イレに専念することで瞬間的にB級を圧倒するイレ力を発揮するものの、アベレージが低いしダシを意識すると途端にメタメタになるのが強いC級です。

ここから具体的にどういう練習をすることでB級らしい球になるのか、という点について、私が経験した範囲での記載になりますが、次回まとめようと思います。

歴だけは長いB級、つまりC級らしい球から脱却できなくて苦しみまくったB級なので、色々やってきました。

私のように苦難の時を長く過ごす人が少しでも減ればいいな、と思います。