センターショットで意識すべきこと
ビリヤードの練習で基本中の基本とされているセンターショット。
センターショットが上手くなることと、センターショットで上手くなることと、は、ちょっと違うので、その辺りについて考えてみました。
センターショットが役立つところ
センターショットって何、という方は多分この記事に辿り着いていないと思うので記載を簡単にしますが、本記事では下図の配置のショットをセンターショットと定義します。
センターショット自体が役立つところや、センターショットができるようになることで大きく効果が出るところもあるにはあります。
ローテーション等の種目で直接使う
ローテーションや59(510)のような種目では、ファール時にセンターショットの配置を選択することができます。
もちろん、これらの種目では、真っすぐだけではなく、振りをつけて狙うことも多々あります。
特に59だと的球をコーナーポケットではなくサイドポケットに狙うこともしばしば。
センターショットを練習することでこういった種目の対策の一部になります。
構えやすい配置のショットアベレージが上がる
センターショットの配置は普通に構えることができる、構えやすい配置です
9ボールをやっていると4~6割くらいのショットがこのような構えやすい配置でのショットになると思われ、残りの撞き辛いショットはそれぞれ異なる理由で撞き辛くなっているものです。
そういった全体の中で多数を占めるショットにおけるアベレージを高めることができます。
センターショットで入る確率以上に球が入ることはないといった話はこういった事情からきていると考えられます。
センターショットの効果を高めるために
センターショットが上手くなるとできることって上記の2点くらいなのである程度のレベルになってから真剣に取り組む意味があるのかと考えると微妙だなとなります。
できることをやっても気持ちいいだけで練習じゃないわけですし。
ただ、基礎練習は大切というのも事実なので、基礎練習の効果をいかにして高めるかが大事だなと思います。
ショットの結果とイメージとがどこまでかみ合っているか
センターショットをするときってとにかく入れるぞ!とだけ思って取り組む人は初級者に限られると思われます。
大体の人が何かしらをイメージしてセンターショットをやっていると思いますが、その考えているイメージがちゃんとショットの結果になっているのかどうかが大事です。
どういったイメージでもいいと思いますが、ストロークのイメージと同時に手球のアクションもイメージすべきです。
ストップさせるでも、ストップさせるにしてもぎりぎりの力加減でストップでも強めに中心付近をとらえてストップでも。
押し引きの量をイメージしてやってみるのもいいと思います。
1つ1つの動作に対する意識を高めて効果的に
これは野球の話ですが、下記のリンク先の記事を読んでいただきたいです。
センターショットもまさに記事の話と同じだと思います。
ちゃんとイメージ通りのショットスピード、回転量で、ちゃんとポケットの中心から的球が入り、ちゃんと手球がイメージ通りの場所にいるか。
できていないならなぜできていないのか、体のどこが原因なのか。
こういった1つ1つの動作のイメージと結果がしっかりかみ合っているかを意識する、的球が入ったことに安堵せず意識をいかに強く持つかでゆくゆくに大きく影響するはず、いや、します。
世間一般の人より多めにセンターショットやってると自負があるのにその辺を全部適当にしてた結果10年以上経ってもいまだにB級っていう僕が何よりも証拠です。
最近痛切に反省して取り組み始め、練習の楽しさが増しました。