ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

ビリヤードの練習頻度は3日に1回以内がオススメ

ビリヤードに限った話じゃないのですが、新しい趣味を始める場合って今までの習慣になかった趣味活動を、習慣の中に新たに取り入れることになるじゃないですか。

やる気があっても今までの流れでやってたとこをやめて新しいことを始めなきゃとなってで、時間の工面がつかなかったり面倒になってしまったり。

ビリヤードの場合だと、日常でやらない動作をやることで体にもちょっと負荷がかかりますし、どうしても億劫になりがちです。

そんな中でもやり始めるなら上達していきたいと思うものですし、頻度や練習量の関係について、調べた範囲をまとめたり個人の感想を書いたりしていきます。

スキルの獲得には練習量が必要

当たり前の話なのですが、やらないと上手くならないです。

質と量、みたいな話もありますが、質も量も両方あるのが一番です。

武井壮さんもそうおっしゃっています。

 

 

練習量とスキルには比例関係がある

日本スポーツ協会が発行している公認スポーツ指導者養成テキストによると、一般に、一流と呼ばれるレベルになるには約1万時間の練習が必要なんだそうです。

1万時間は1日3時間の練習を毎日やっても9年以上の時間がかかる量です。

 

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公認スポーツ指導者養成テキストの143ページより引用)

 

この図はワールドカップにでる国際レベル、国内リーグで活躍する全国レベル、それ以下の地方レベルの3つのレベルの選手群における総練習時間と練習開始からの期間とを表したグラフらしいのですが、単純に練習量が多いとスキルも高い、という結論のようです。

 

趣味プレイヤーが練習量を稼ぐ方法

競技プレイヤーと言いますか、ビリヤードを生業にする人であれば、もう体を壊さない範囲で集中して撞きまくれというだけの話なのですが、我々はビリヤードで生活していません。

仕事があって、生活があって、その隙間でビリヤードをやっていくわけですから、どうしたってビリヤードをする時間には限界はあります。

 

短時間でも行く頻度を上げる

24時間の中で仕事に関する時間や睡眠時間、家族と過ごす時間や食事や家事等の生活の時間といった削減しようにもできない固定の時間がどうしてもあります。

なので、1日にビリヤードの練習に使える時間というのは1~3時間くらいでしょうか。

それだけ限定されている中で、練習量を稼ぐには行く頻度を上げるしかないわけです。

 

1回にまとめて頑張るよりも頻繁に短時間行く方がいい理由

ここまでの記載だと、練習量が正義という話なので、週に1回ビリヤードしてその時に5時間する1回にまとめて練習する人と、週に5回ビリヤードして各回で1時間する頻繁に短時間練習する人と、で上達の具合が一緒になります。

しかし、現実には低頻度で長時間練習する人よりも頻繁に短時間練習する人の方が上達が早いです。

 

長時間の練習は心身ともに摩耗する

ビリヤードは肉体疲労が少ないスポーツではありますが、そうは言っても長時間やっていれば肉体疲労してくるものです。

ビリヤード中はずっと立って歩いて体が動かないように全身使ってと動いていますから、普段デスクワークをしてるような人ですと長時間ビリヤードするのは結構肉体的にきついもの。

 

また、メンタルスポーツと言われるくらい精神力を必要としていますから、長時間やっていると必然的に精神力が低下します。

その結果、漫然と練習してしまい記憶に残らない、つまり質の低い練習をしてしまうといった虞があります。

 

短時間の練習なら疲労する前に練習を完了できる

どんだけ貧弱でも、1時間程度の練習なら流石に疲れないものです。

疲れない時間だけ集中して質の高い練習をして、次の日までの時間で反省をし、次の日にまた元気な状態で集中して質の高い練習をする。

この繰り返しを行うことで効率よく質の高い練習量を稼ぐことができます。

 

3日に1回以内を推奨したい理由

ここまでは一般論に近い話でしたが、ここからは個人の感想レベルです。

 

中3日以上になるとやったことを思い出すのに時間がかかる

僕がまさにそうなのですが、各回の練習が短時間ということもあって、中3日以上空くと前回の練習で学んだことを忘れてしまっていることが多いです。

そのため、新しく練習しようにも前にやったことをやり直して思い出した時点でその日の練習が終わってしまう、なんてことも。

こうなると上積みは0なのでその日は成長しなかったという悲しい感じです。

 

昨日覚えた感覚を思い出すのは10分程度でできることが多いですが、一昨日覚えた感覚となると思い出すまでに30分くらい撞くこともしばしば。

1日せいぜい2時間しか練習できないので、これがさらに遠い日のこととなると思い出すまでに練習が終わる、思い出せずに終わる、なんてことも。

 

期間が開き過ぎると思い出せなくなる

過去に自分ができていたはずなのにできなくなる、といった現象も発生します。

初めてベスト8まで行った球神のときに感じたタッチのフィーリングは、その後体調不良や多忙で1週間撞けなかったせいで1年以上経つ今も結局再現できずにいます。

手球とキュー先の感覚が凄くリンクしている風で撞いていて最高に楽しかった感覚だったので、今でも残念に思っています。

いつか思い出したいものです。

 

とにかく練習するのが大正義

一度できた感覚のあるものはずっとできていたいですし、継続してどんどん練習するのが大事だなって思います。

そのためにも、練習する意欲だけじゃなく練習できる環境づくりも並行してやるべきです。

固定時間の削減であったり、体力づくりであったり。

手っ取り早く睡眠時間を削減すると後々響いてくるので、睡眠は大切にしながら頑張りたいものです。