ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

【勝負強くなる】ゴースト練習で勝利に繋がる技術を習得

当ブログでは過去、何度もフォームについての分析であったりその練習であったりといったことを取り上げてきました。

その甲斐あってある程度ましなフォームになってきているのですが、フォームがましなのに結果が出ないという日々が続いていました。

真っ直ぐ撞けているはずなのに、もっと真っ直ぐ撞けるようにならなきゃなのか。

そういったフォーム原理主義にありがちな負のスパイラルに陥っていたのですが、フォームは手段であって目的ではないと気付かせてくれる練習であるゴースト練習について教わり、色々な練習や経験の1つとして取り入れ始めたところ

 

  

早速結果が付いてきたので本記事紹介します。

ゴースト練習とは

対戦相手として架空の存在であるゴーストと対戦する練習です。 

まずはラックを組んでブレイクします。

 

f:id:fumy_billiard:20181003172613j:image

 

こんな感じに散りますね。

これを手球フリーボールで取りきれば1点、1回でも外したらゴーストに1点というルールです。

これで5先をやってゴーストに勝つことを目標にする練習です。

 

なお、B級の場合、的球8個で5先でゴーストに勝つというのはかなりハードルが高いので、的球6個で始めるといいと思います。

減らす的球は自分が嫌だなって思う的球でOKです。

 

f:id:fumy_billiard:20181003172624j:image

 

最初の写真から6個まで的球減らしたのがこれ。

2-3-4のダシの自信がなかったので3番をどかしました。

自分のレベルに合わせて、的球の数を調整すると良さそうです。

 

ゴースト練習で得られるもの

単なる取りきり練習のように感じますが、スコアをつけるというところからわかってくるものが多いのがこの練習の特徴です。

 

最初に組み立て、勘所を強く意識できる

完全に取りきらないと負けなので最初から9番までのすべてを撞く前に組み立てることが絶対に必要です。

取りきり方を組み立てていくと、一体どこがダシの制限がきついところなのか、そこに出すためにはその前をどうしなければならないのか、と、勝負の決め手となる勘所がどこなのかを明確に意識できるようになります。

勘所に入る直前に入れやすい加減で撞いてダシミスするといったことが無くなるので、ビリヤード脳を鍛えることができるのがとてもいい。

 

膨れ上がった幻想をぶち破れる

この練習を行っていると簡単に入れられると思っていた球が入らないでゴーストに点を取られるといったことが頻発します。

頻発するってことはつまりその球は今の実力だと簡単にできない球なんですよね。

成功率の方が高いから自分はできる!と幻想を抱いてしまっていることについて、実はそこまで完璧にできていないぞと気付かせてくれます。

 

ダシミスの影響の大きさを知る

9ボールだと後半になるにつれてダシが多少適当でもなんとかなっちゃうこともあります。

しかし、この練習をやっているとどういうわけかダシの小さいミスを放置するとどんどん傷口が広がり取り返しがつかなくなってしまって詰むといった事象が頻発します。

特に、小さいミスの後にイレを重視してダシを妥協すると詰むことがあまりに多かったので、ミスが小さいうちに確実にリカバリーすることが大切なんだと痛感しています。

 

1球1球をとにかく入れて出す精神を鍛えることができる

1人練習だから外したらもう1回やり直せばいいや、という甘えはこの練習に通用しません。

綺麗なフォームだろうが汚いフォームだろうが目の前の1球を入れて次に出さないとゴーストに負けてしまうので、1球に対する精神力が鍛えられます。

 

B級VS6個残しゴーストの対戦成績

 

 

全然勝てない!

普段いかになんとなく出たところからラッキーで取りきっていたかがわかります。

 

心が折れたらそこで成長が止まる

上述した対戦成績からもわかる通り、ゴーストは強く、心が折られそうになること必至です。

これはこの練習を教えてくださった方が言っていたのですが、心が折られたらそこで成長が止まる、とのことです。

たしかに、できなくてもいいやって思っちゃったらそれは取りきりができる技術力が身に着かないってことですもんね。

 

本当は的球を減らさず、手球現状で始めるべきなんでしょうけど、6個フリーボールからでも勝てないのでそれは無謀。

まずは6個フリーボールで勝てるようになるべく、1人練習時はゴースト相手にしのぎを削っていきます。

 

余談:ゴースト練習は準優勝を導いた要素の1つ

冒頭にも「色々な練習や経験」と記載しましたが、ゴースト練習はBC戦での準優勝を導いた要素の1つだなと感じており、準優勝についてはそれ以外にもいろんな要素が組み合わさっているなと感じています。

例えば、内垣プロのチャレマ&レッスンであったり、

 

 

 

これまでのフォーム固めの日々であったり。

ゴースト練習を取り入れるのは、とりあえずこのフォームで何とかなるなって思えてからでいいのかなと思います。

何ともならないフォームでゴースト練習やってもフォームが悪いで終わっちゃいそうですし。

あと、先のツイートでわかる通り、内垣プロのチャレマ&レッスンは行くたびに目から鱗の内容ばかりで成長してる感が凄いので関東圏の方はまじでオススメです。