芦名佑介さんの「突き抜ける人は感情で動く」を読んだ感想
インターネット上で時々話題になる方なのですが、芦名佑介さんという方がいらっしゃいます。
話題になるときは良い話題も悪い話題もあるのですが、私個人としては心技体すべてが素晴らしい方だと思っており、氏に対して敬愛や畏怖といった感情を抱いています。
そんな芦名佑介さんが、先日、自らの思想をまとめた本である突き抜ける人は感情で動く(以下、「本書」とも記載)を出版しました。
一ファンとして読まないわけにはいかないので、早速読んでみました。
芦名佑介さんとは
この画像の人です。
この画像が出てくるときはしばしば嘲笑の的になっていますが、保険営業であるにもかかわらずこういった外見であったことにはちゃんと理由があったそうで、本書にその理由が記載されています。
ただ、常人にはその理由がわからないもので、そんな我々一般人が最初に抱く「なんか理屈を超えて凄そう」という感想がそのまま正解という人物です。
突き抜ける人は感情で動くは芦名さんの思想の入門本
インターネット上には芦名さんの思想が色々なところ、色々な形で散らばっています。
例えば、氏のTwitterであったり、logmiであったりで公開されています。
私はファンなのでこれらを追いかけていて芦名さんの思想をある程度理解していましたが、本書を読めば散らばった色々を自分でまとめることなく芦名さんの思想を理解することができます。
徹底した合理主義
突き抜ける人は感情で動く、となんともエモーショナルな題名の本書ですが、氏の思想は合理化に特化しています。
合理的、ラショナルという要素と感情的、エモーショナルという要素は相反するように見えますが、そうではないことが本書を読むと明確にわかるようになります。
人間の一番強い力である感情を最大限に使用する
どういった分野で生きていくにも力が必要です。
人間には筋力や思考力等、色々な力があるわけですが、どんな人でも一番強いのは感情の力です。
そのため、感情の力が加わることをやるのが良いし、感情の力が伴わないことはやっても仕方がない、ということになります。
人生感情的にやらないとダメだよ。
論理的な「やる意味」
なんてないんだから。
ムカつき。
楽しそう。
やってやりたい。
その感情だけが
「やる理由」だよ。
感情の破壊力は凄いんだから。
(本書32ページより引用)
お金のためだからといっていやいや働いている人が往々にして二流であり、一流は楽しくて仕方ないそぶりで働いていることも、結局感情の力を使えているかどうかなんだと思います。
ただの思想書ではなく著者が実践している
分類するならば本書は自己啓発書の類なんだと思います。
ただ、世に溢れる自己啓発書と大きく違うのは、芦名さんはこの本に書かれていることを今まさに継続して実行し続けており、その結果今までの実績や今の活躍が実現されているということです。
本書に書かれている思想の通りに動くことができるなら、個々人の感情が伴う分野で成功できるということがわかります。
なお、言うまでもなく上記の成功は金銭的成功じゃないです。
そういった社会一般の価値観に依存した成功ではなく、個人の主観的な成功です。
現在の能力ではなく未来の可能性を信じる
この思想が芦名さんの思想の中で一番好きです。
私が芦名さんにはまったのはこのフレーズをネットで見たからなのですが、本書ではこのフレーズの真意について詳細に記載されています。
未来の自分が持つ可能性だけは人と比べる必要はありません。
可能性は誰に何と言われようと自分で決めるのです。「ココまで行く」というのは自分で決めるしかないのです。
(本書53ページより引用)
人間、いつだって何かに挑戦していかなければならないものですが、それができるかどうか、そこを信じることができないで何ができるというのか。
当たり前のことですが、現状の能力や現実の環境といった要素に引っ張られて忘れがちなことです。
今の能力が足らないならそれを認め、速やかに能力向上に努めればいいのだから、未来にはできるようになるわけです。
なお、本書では能力向上のTipsについても記載されており、その例示として氏の営業職時代の事例が多く出されているので、営業職の方なら特に理解しやすい一冊ではないかと思います。
何度も読んで体得したい
自己啓発書というのは読んでも忘れるものです。
【上田啓太】自己啓発書=アルコール説 - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」
上記記事にもまとめられていますが、何度も読んで、現実と結び付けていくことが大切です。
それは芦名さんの本であってもそうで、ただ読んで「芦名さんさいっきょ!僕も頑張るぞー!」だけだと何の意味もありません。
せっかく人生を成功させる答えが提示されているわけですから、これをちゃんと理解して体現していくことが大切だと思います。
今3回目を読んでいますが、これからも定期的に読み直したい1冊です。
最後になりますが、個人的に突き詰められた真理だなと思った氏のツイートを貼っておきます。
オフィス裏の匂い。
— 芦名勇舗 (@ASHINA_ashina) 2017年9月21日
久しぶりに嗅いで
創業当時を思い出した。
すげぇ頑張ったな。
自分を褒めたい。
創業4期目の戦略は
『フィジカル戦略』
結局は、フィジカルなんだよ。#フィジカル#3ヶ月で1期