【レビュー】Revoシャフト標準のブレイクキュー、BK-Rushの使用感について
先日発売されたプレデター社のRevoシャフト搭載ブレイクキューBK-Rush。
高すぎる値段に購入することはできなかったのですが、先日撞くことができたのでその使用感についてまとめました。
BK RUSHとは
EXHILARATING ACCURACY AND CONTROL
MEETS PULSE QUICKENING POWER.
プレデターのBKテクノロジーと、ブレイクのために最適化されたREVOカーボンファイバー複合シャフトを融合した、全く新しいハイ・パフォーマンス・ブレイクキュー、BK-Rush。
より少ない力で最大限のパワーを生み出すブレイクバランスに優れた4分割構造のバットと、プレイングシャフトの正確さに加え、パワーをそのまま伝えるよう開発されたREVO BK-Rカーボンファイバー構造ブレイクシャフトを搭載。
プレデターで最もパワフルなブレイクキュー、BK-Rush。このキューでの一撞きが、勝負を決める。
(引用元:BK-Rushカタログ)※PDFファイルです
カーボンファイバーのシャフトということでちょっと前から話題になっていたプレデター社のRevoシャフト。
性能面の中でパワーについての評判が特によかったRevoシャフトなので、これがブレイクになったらと誰もが思っていました。
そんなみんなの希望をかなえてくれたのがBK-Rushです。
カッコいい黒&黒の見た目
撞いたのはノーラップのBK-Rush。
バットも黒、シャフトも黒というカッコよさ。
ロゴの青と銀色の具合もなかなかにかっこいいです。
プレデターといえばダサすぎる猫ちゃん。
これがバットからいなくなったことでカッコよさ2割増しです。
寂しさも2割増しですが。
平撞きブレイクしてみました
最近サイドブレイクを全くしていない関係で今サイドブレイクをしてもよくわからないと思い、平撞きブレイクで使用感を測ってみました。
比較対象となるのはウェイトボルトを抜いているパワーブレイク魁です。
参考までに、パワーブレイク魁のレビューも載せておきます。
十分にパワーがある
流石にRevoシャフトとしか言えないのですが、力加減を抑え目にいっても十分なパワーを発揮していました。
重さもそれなりにあるため、キューの重さで自然に強いブレイクができる感じです。
ブレイクスピードから予測できる範囲以上に的球が動いていました。
手球の暴れがかなり抑えられる
私は、パワーブレイク魁だとブレイク後に手球が派手に動くブレイクになってしまうことがしばしばです。
しかし、BK-Rushではブレイク後の手球の動きがかなり抑えられていました。
的球が良く動いていたのは手球の暴れ、浮きが抑えられることで的球に効率よく力が伝わっていたからなのかも。
革タップ特有の柔らかさ、撞点の許容性
BK-Rushは樹脂タップではなく革タップであるため、撞いた瞬間の感覚がパワーブレイク魁よりも柔らかかったです。
また、撞点についても樹脂タップよりも許容してくれている感がありました。
値段相応の性能差があるとは思いにくい
試行回数が少ないこともありますが、ブレイクキューとしては高価だと言われているパワーブレイク魁(ノーラップだと41400円、スポーツグリップだと45900円)のほぼ倍の値段(ノーラップだと82600円、スポーツグリップだと88800円)を払ってまで買う性能差があるのか、と言われると何とも言い難いところです。
BK-Rush使えば毎回的球が3個入るとかだったら即買いですが、そういうわけじゃないですし。
手球の暴れが抑えられるのは大きいけど、その辺りはパワーブレイク魁なら技術でカバーできるところでもあるので、倍の値段払ってでも買うべきと強く言うのは難しいです。
カーボンファイバーの性質上、製作に必要なエネルギーが多いから値段を下げようがないというのもわかるのですが。
抜群の性能ではあるけども値段が厳しい一品
パワー良し、暴れの少なさ良し、見た目良し、とキュー自体は最高の一品だと思います。
だがしかし値段が、厳しい。
お金にゆとりがあるならば買いだと思います。
ただ、高すぎることには変わりないので、もうちょっと値段を抑えたいならパワーブレイク魁がいいと思いました。