ビリヤードのための筋肉と筋トレ~フォーム、ブリッジを強化する筋肉と筋トレ~
前回の記事で、ストロークに与する筋肉、筋トレについて記載しました。
ビリヤードのための筋肉と筋トレ~ストロークを強化する筋肉と筋トレ~ - ビリログBtoA
今回は、ブリッジをメインにフォームを安定させるために事典から学んだビリヤードのための筋トレについてまとめようと思います。
なお、前回も書きましたが筋トレは怪我の危険を伴うので、筋トレ時には怪我をしないようにご注意ください。
ブリッジに寄与する筋肉
ブリッジは伸ばした腕を台に押さえつける動作が行われますが、体の開き具合によって肩関節の伸展(前方に上げた腕を下す)と肩関節の内転(横に上げた腕を下す)とによるものと考えられます。
また、オープンブリッジ、スタンダードブリッジ、いずれの場合も、親指を除く手指の屈曲(指を曲げる)と親指の屈曲(手のひら側に曲げる)とが行われています。
そして、体がぶれないようにするために体幹を屈曲(前に曲げる)、側屈(脊柱を側方に曲げる)、回旋(脊柱を軸に左右にねじる)した状態で維持することが求められます。
肩関節の内転、伸展いずれも広背筋が重要
(画像引用元:筋肉の名称を覚えよう!)
前回も紹介した通り、肩関節の内転でメインの働きをするのは広背筋で、鍛えると逆三角形の肉体になれるようです。
また、肩関節の伸展においてもメインの働きをするのはやはり広背筋です。
他にも、上腕三頭筋もかなり重要だと思われます。
ビリヤードを始めたばかりの頃は上腕三頭筋がいつも痛くなっていた記憶があります。
手指の屈曲は浅指屈筋と深指屈筋が作用
手指の屈曲は、前腕から指にかけての浅指屈筋と、手のひらから指の先までの深指屈筋とが作用しています。
いわゆる握力に寄与する筋肉ですね。
体幹は腹部、背部の筋肉が概ね作用
フォームを作る際にちょっとねじってちょっと傾いてちょっと曲げていることから、腹直筋や脊柱起立筋等、体の中心にある筋肉の殆どすべてが作用しているように感じます。
体の中心となる筋肉群なので、万遍なく鍛えることで競技パフォーマンスだけでなく日々の生活でもプラスになりそうです。
肩関節内転を強化する筋トレ
(前回の記事にも書いていますが再度記載します)
とにもかくにも広背筋です。
広背筋はジムに行って鍛えた方が効率良いのかなと思います。
ラットプルダウン(ワイド)
ラットプルダウンってマシンの名前、なんでしょうか?
ジムにある上の方にあるバーをぐーっと引く筋トレが効果てきめんのようです。
動画はこちら。
ラットプルダウンで腕に効かないフォーム!広背筋を意識する効果的な練習法
肩関節伸展を強化する筋トレ
上述したラットプルダウンの他にも広背筋を追い込みたいところです。
また、上腕三頭筋も鍛えたいところ。
ベントオーバーローイング
ダンベルやバーベルを胸に引き寄せるように持ち上げる筋トレ。
ダンベルでもバーベルでもどちらでもできるというのがいい感じですが、微妙にやり方が違うとのことなので両方動画を載せておきます。
ダンベルベントオーバーローイングのやり方を解説!広背筋に効くフォームやバーベルとの違い
ベントオーバーローイングのトレーニング動画 | 広背筋に効かせるフォームを解説
手指の屈曲を強化する筋トレ
手指の屈曲について。
親指については筋トレ方法が事典に載っていなかったのでちょっとわからないのですが、手指の屈曲については載っていました。
ハンドグリップ
握力の筋トレと言ったらこれ。
たまにやっても筋力アップの実感がなかったので実際に効果あるのかな、と今までずっと思っていたのですが、そもそもやっていたハンドグリップが弱すぎだったようです。
10回握るのが限界となる荷重のグリップにするといいとのことです。
最近は荷重調整できるタイプが安く売っているようです。
体幹を強化する筋トレ
最近の流行なので情報量が非常に多い体幹強化。
これについては、私が今やっているものを取り上げようと思います。
デクラインシットアップ
腹筋台で角度をつけることで強度をアップさせた嫉妬アップです。
先日初めてやってみたのですが、想像以上に腹筋に効きます。
1セット10回の3セットを基本に筋トレしているのですが、3セット目の8回の時点で次にやったら体傷める!という状態になって急きょそこでストップしました。
デッドリフト
筋トレBIG3の1つと言われるデッドリフト。
通っているジムはバーベルの人気が高すぎて使えないことが多いため、ダンベルを用いてデッドリフトを行っています。
気を付けないと腰をやるな、と感じることがもの凄く多いので結構危険な筋トレのように感じていますが、色々な筋肉にくるので流石BIG3といった感じです。
デッドリフト「広背筋に効かせるフォーム」についての解説と実演
全身マッチョの方が安定しそう
ブリッジの安定性やフォームの安定性について考えていくと、全身マッチョになって体をしっかり固定できることが有利に働きそうだと思い至りました。
今回は記載していませんが下半身についてもしっかり鍛えれば、フォーム作りで膝や足が揺らぐことも減ると考えられます。
ストロークと違い固定する動作の集積なので、全身の筋肉量を増やしてしっかり固められるようにしていきたいところ。
ジムで筋トレをしていると全筋トレが楽しくて仕方ないのでがっつり体を追い込んでいきます。