ジョン ウィック:チャプター2の感想
キアヌ・リーブス主演の殺し屋ガンフーアクション映画の続編であるジョン ウィック:チャプター2を先日見てきました。
単刀直入に結論だけ書けば最高の一言で終わる話なのですが、何がどうよかったかについて色々書いていきます。
なお、ストーリーのネタバレは一切していませんが、アクション内容のネタバレは多少しているので、それが気になる方は続きを読まない方がいいかもしれません。
ジョンウィック:チャプター2を楽しむための前提
続編ということもあり本作を楽しむ前にはある程度の前提条件があります。
前提1:キアヌ・リーブスが好き
(画像引用元:ジョン・ウィック チャプター2 : 作品情報 - 映画.comより)
この画像を見てかっこいい!!!ってならない場合はそこまでハマれないかも。
キアヌ・リーブスに微塵も興味がないのにこの映画を観ようと思うことが不思議でならないのですが、極稀にそういう方がいるようなので念のため。
前提2:前作を見ている
私はTSUTAYAで借りて前作を見てから映画館に行ったのですが、前作を見てから映画館に行って本当に良かったなと思っています。
前提3:評価基準を間違えない
この映画を下記のチャートの項目で評価しちゃダメです。
この映画において物語なんざ刺身のツマみたいなもんなので、物語がないから駄作と評価するのはそもそも見方がおかしいです。
世の中、すべての映画はこの評価項目で評価すべきであると考えている人が一定数いるらしく、カンフーハッスルを見て「内容がない映画だった」と漏らしていた人を目撃したことがあります。
いったい何を求めてカンフーハッスルを見たのかと。
ジョンウィック:チャプター2の評価
評価項目について検討を重ねた結果とその評価については、こんな感じです。
キアヌ・リーブス:★★★★★(5点中5点)
この映画は何なのかと言えば、突き詰めればキアヌ・リーブスの最高にかっこいいPVみたいなものです。
とにかくかっこいい。もうすぐ50歳になる大人の魅力と若々しく滾るアクションが融合していて最高にかっこいい。
360度どこから見ても最高にかっこいいキアヌ・リーブスを味わえるのがジョンウィックシリーズ。
前作も最高にかっこいいキアヌ・リーブスを提供してくれていましたが、前作はキアヌ・リーブスの対戦相手がモブすぎて強さ以外のかっこよさに実感がわきにくかったです。
しかし、今作はキアヌ・リーブスのかっこよさをさらに際立てる強敵(とも)が出てくるのです!
(引用:映画『ジョン・ウィック:チャプター 2』特別映像 殺し屋の心得編 より)
色々な敵の中でも特にこのカシアン(役者はCommon)との戦いが最高に熱かった!
荒々しい銃撃戦や格闘戦、緊迫の市街戦等、多様な戦い方でキアヌ・リーブスの魅力を引き出してくれていて本当に最高でした。
戦場:★★★★★(5点中5点)
今作は製作費が多かったのかな、と思わされる戦場の作りこみでした。
wikipediaで調べたら製作費が前作の倍なんだとかで。
舞台がローマとニューヨークの2箇所で、どちらもかなり気合の入った戦場になっていたので映像美としてもかなりすごかったです。
(引用:映画『ジョン・ウィック:チャプター2』予告編 より)
この鏡張りのフィールドでの戦いのかっこよさったら!
フー:★★★★★(5点中5点)
前作はカン・フーとガンアクションをミックスした殺人術ガン・フーが話題でしたが、今作ももちろんガン・フーは健在です。
さらに、今作では車をありとあらゆる方法で人にぶつけていくカー・フーであったり、ナイフを巧みに使うナイ・フー、そして、ジョンウィックを伝説足らしめているエピソード
「あるときジョンウィックは鉛筆で3人の男を殺した」
を再現するピツ・フーまで!
フー!!!
テンポ:★★★(5点中3点)
バトル中は結構サクサク見れるのですが、全編通してみると意外にテンポが良くなかったです。
なんというか、追いかけまわしたりもつれたりしたときがちょいちょいくどい。
3回連続で階段を転がり落ちるところはそのくどさにちょっと笑っちゃいました。
爽快感:★★(5点中2点)
殺し屋を題材にしている映画で勧善懲悪気分最高!ってなるのはおかしな話なので妥当ではあるのですが、爽快感は少な目。
心に後ろ暗さがちょっと残りました。
デスペラードが好きでキアヌ・リーブスが好きなら絶対にハマれる
アントニオ・バンデラスのデスペラードと同じような立ち位置の映画なので、デスペラードが好きでキアヌ・リーブスが好きなら絶対にハマります。
一方、カンフーハッスル見て中身のなさに文句を言う層は見ない方がいいです。
ジョンウィック:チャプター2が人を選ぶのは事実ですが、私は大変に楽しめました。
デスペラードを知らない方でもアクションが好きな方は是非!
ついでにデスペラードも是非!