MEGA BC BATTLEに出ました
なぜ勝てないかのかを真剣に考えた翌日。
ホームにて6時間以上に及ぶ相撞き三昧となり、全身ガタガタ両肩に痛みという疲労状態だったのですが、スーパー銭湯の岩盤浴で完全回復。
疲れたり回復したりと忙しい中で、約9ヶ月ぶりとなる試合に出てきました。
MEGA BC BATTLEに参加
こういった名前の試合でした。
定例のハウストーナメントだと思っていたのですが、そうではなくて季節ごとだか年1だかよくわからないけど、かなり大きな大会のようです。
BC戦ですが、今回の参加者は総勢90人。
復帰戦でこの規模の大会って不適切過ぎじゃない?
試合フォーマット
予選はダブルイリミネーションで、決勝トーナメントはシングルイリミネーション。
B級は4ラック先取り、C級は3ラック先取りで、敗者側に回った場合は1ラックダウン。
2回勝つと予選突破で、予選で約半分の48人まで絞っていたようです。
朝10時から練習できて朝11時スタート。
台数14台で回していましたが、1日がかりの長期戦必至です。
予選1戦目:W-2
初戦は1巡目に入りました。
初戦のテーブル、ボールがなんとサイクロップ。
以前10分だけ撞いたことあるけど、重いのに軽いというか柔らかい感触というか、とにかく嫌だなぁと思っていたのですが、14台中2台だけなのにいきなりサイクロップになるとは。
ただ、サイクロップだからどうとか言ってられない、と吹っ切れることができたのか、今回はあまりボールの違いに苦しむことがありませんでした。
予選1戦目の相手はB級の方。
実力的には完全に5分5分だと思われます。
予選1戦目の記憶に残っているミス
5番を入れてピンポイントのここしかないっていう場所に出せた下記配置。
これをシュートミス。
撞く前になんか嫌なイメージがあったのですが、払拭する前に撞いてしまうミス。
1戦目の勝因:1-9コンビ2発炸裂
2-2で迎えた相手ブレイクで相手ファール、トラブルあり、9番が穴の近く、となったので1-9コンビ。
次のラックは私がカス当たりのブレイクでトラブルばかり、9番穴前、1番入れても繋がらないという状態でセーフティし、相手の方が故意ファールで9番を動かそうとしたけどさらに穴前にいく、といった状態になったのでやはり1-9コンビ。
勝ちに貪欲!
予選2戦目:3L-4
予選2戦目の相手はSL9のB級とのこと。
SL9なのにB級って賞金稼ぎ以外の何者でもないと思っていますが、ヒルヒルまでもっていったんだから善戦したよ頑張ったよ。
予選2戦目の記憶に残っているミス
ヒルヒルで迎えた下記のような感じの配置。
2番が見えているか見えていないかかなりきわどい配置でした。
(2番、7番以外は記載省略)
これを見えてないなら見えてないで守りに行く、見えてるなら自信を持って入れに行く、とすればよかったのに曖昧にイレにいって薄く外して、そこからすべて取りきられて終了。
余談:B級なのにSL9に思うこと
個人的には、お金稼ぎたいからB級名乗り続けているっていうのは気持ちがわかりますが、こういうことを言ってる方ってちょっと弱いA級程度の実力なんですよね。
せっかく頑張ってそこまでの実力になったのに、実力が頭打ちになっちゃってるのはもったいないと思わないのかな。
A級ぽい実力の人とノーハンデで戦うっていうのはきつく思うこともあるけど、3~4割勝てるようになりたいな、と思います。
あと、店の方でなんとかせーよって意見もわかるけど、やっぱりそういう人に勝てるようになりたいっていう気持ちが強いです。
今の自分よりは確かに上手いけど、トッププロのような殿上人じゃなくてただ上手いだけの人ですし。
予選3戦目(敗者最終):W-1
お相手はC級の女性。
C級、1ラックダウンなので相手は2先です。
ひえー!
予選3戦目で記憶に残るミス
ヒルヒルで迎えた下記配置。
(7番の記載を省略していますが、ヘッドライン側の短クッション近傍にありました)
8番が穴前に維持されていれば9番に出すのが楽だから8番に当てたくない、と思いながら撞いたのですが、
思いっきりショート。
この手の回すやつ、ラインも加減も練習不足だと確信しましたが、試合中に確信してどうすんだっていう話。
この薄くなった5番を外し、そこから9番まで走られたので死を覚悟しました。
予選3戦目の勝因1:裏マス達成
ブレイクファールからの1-9コンビを食らい(因果が巡ってきた!)、相手リーチになった1-1で迎えたラックで、相手のブレイクノーインから裏マスしました。
試合でのマスワリ経験すらないのに、裏マス初体験するとは!
入れちぎりで繋いで行ってて最後もちょっと嫌な振りになった9番を撞くときがこの日一番震えました。
試合で初めてマスワリするとどうなるか
ラックをまたいでも震えが止まりませんでした。
ラック組むときにも指先プルプル、ブレイクしようと歩いているときもプルプル。
これじゃいかん!と思い、ブレイク前に1回垂直ジャンプをして震えを解消しました。
傍目には構えるかと思ったらいきなり垂直ジャンプしだすおかしい人ですが、傍目なんて気にしている場合じゃない!
予選3戦目の勝因2:豪運
相手が撞くことになった下記配置。
これ、サイドに行けば外しても9番は上短クッション側に流れて手球は下短クッション側になるから渋くしか残らない。
サイドの上側の角に当たって下短クッション側に返ってくることもあるけど、 C級のイレ精度だとそんなおしくなることはレアだしそれでちゃんと跳ねてくることなんてもうSレアだよなぁと思いながら見ていたのですが、
豪運、きたね。
これを沈めて予選突破しました。
決勝1戦目:W-1
相手はB級の方。
やはり実力は5分5分なんだろうか。
撞くとき視認できるレベルでずっと手が震えているのに入れるし出すしで、これはこれですごいなーと見ながら思っていました。
決勝1戦目で記憶に残るミス
3-0で迎えた下記配置。
これをシュートミス。
過去何度か練習しているんだから入れなきゃ!
土手なのにキューを長めに出しちゃったのがイレミスの原因と思われます。
決勝1戦目の勝因:豪運
いや、1ラック目も2ラック目もブレイクの他は9番しか入れてないし。
撞かせて取る、の下柳戦法が炸裂しました。
逆の立場だったら夜寝られなくなりそうだなって思いましたが、いただけるものは美味しくいただくスタイルです。
決勝2戦目:2L-4
お相手は、いつぞやの季節杯で準優勝なさっているB級の女性。
私より当然上手い。上手いけど、上手いB級って感じの球でした。
敗因:ミスが記憶に残らないレベルのガス欠
ここに至るまでにレッドブルを2本消化し、頭だけが熱くなってました。
ミスしたこともろくに覚えられないような状態なのに、ラックが全く立たない台でほぼ毎回トラブル有の配置。
唯一ノートラブルだったときは相手の方にマスワリされる始末。
前日の6時間以上の相撞きがここで響いたような気がするけど、疲れてくると本当にどうしようもない。
この試合の収穫はそれくらいのような気がします。
あと、お相手の方は女性特有の綺麗な球を撞いていたので、お上手だなと素直に思いましたし、結果強くて上手い方が勝ったので負けたけど納得。
試合の総括
11時スタートで、試合後の藤田千枝プロとの2ラックチャレンジマッチが終わったのが20時半。
結果はベスト32で敗退の17位タイなので、こういった試合の成績としては自己ベストです。
藤田プロとのチャレマは、1球しか入れられない酷さでしたが、見ていて的球の回転が凄く綺麗だなぁと思いました。
ああいう撞き方が大切。
今回の試合、長丁場だったこともあり色々と得るもの反省するものがありました。
良かったこと:冷静にじっくり考えることができた
前回の記事で書いたすぐに改善できるはずの問題点を改善し、結果としてSL9をあと一歩まで追い詰めたり、裏マスしたりとできたのが個人的には嬉しいところ。
ちゃんと考えずに撞いていると、ベストなダシをするのが難しいときにも無茶な撞き方して外すとかよくやっちゃうのですが、台の上をちゃんと確認することでベターでいいっていう判断ができました。
悪かったこと1:体力不足
当日のコンディションもありますが、途中で精根尽き果てた感じが強いです。
ちゃんと丁寧に確認することで毎ショットでの体力消費量が多く、結果としてもたなかったように感じます。
体力の上限を伸ばすことと、毎回の消費量を減らすことと、の両方を考えていきたいです。
悪かったこと2:ブレイク
8割以上ファールだったはず。
ちょっと突っ込めば場外するし、抑えても場外するし、場外しなくてもサイドに飲まれるし。
ファールにならないときは薄くカス当たりでもうむちゃくちゃ。
結局最後まで修正できなかったのが痛かった。
こんなに早く試合に出ることになるとは思っていなかったので試合用ブレイクを作っていなかったのですが、一度ちゃんと試合用ブレイクを練習した方がいいな。
フルブレイクだけでなく、多様なブレイクが撞けるようになりたい。
次回予告
ブレイクについてはともかく、疲労については不調に繋がり尾を引く可能性がある(というかこの後尾を引いた)ので、ビリヤードと疲労についてを次はまとめます。
本当は、困ったねで話が終わる予定でしたが、1つの解決策を教わったのでそこまで記事にしたい。
余談
試合の結果を見ていたら準優勝なさった方が知ってる方というか、昨年5月末に
「今度の地上最強B級戦に出た後Aに上がります」
と言っていた方だったんだけど、その日から2回あったはずの地上最強B級戦のどっちもをパスしたんだろうかね。
顔を隠して匿名希望とかやる辺り、流石に酷いなと思わざるを得ません。
せめて堂々と顔と名前を出して「私はお金大好き!」と言い切ってもらいたいものだし、所属店が試合を行っているお店の系列店なんだから、流石に店もちょっと何か言うべきなのでは?
負けてこういうことを言っていると格好悪いこと極まりますので、もし当たった際に勝てるようになるべく練習して、ぎゃふんと言わすのを年内の目標に追加しようかな。
ちょっと考えてみます。