ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

今、仕事を辞めたいと思っている方へ

こんばんは。

31歳会社員、2度の転職経験あり、です。

現在ホワイトな職場(と私は思っている)で働いている私の就職、転職の経験において、ホワイトな職場で働く今だから思うことについて、を数回に分けて記事にしてみます。

第1回は、初めての就職から退職までです。

 

 

 

今、仕事を辞めたいと思っている方へ

仕事を辞めたい、と思う理由には色々あると思います。

例えば、より良い条件が提示されている。

例えば、やりたいこととやってることとが食い違っていることに気付いた。

例えば、仕事はともかく人間関係が耐えられない。

例えば、これから書く当時の私のように、仕事で成果を出せなくてあまりにも辛い。

 

好条件や夢といったものによる退職については、一度落ち着いてから判断すればそれが正解だと思います。

人間関係は、ガチャみたいなもんなので関係による、としか言いようがないかも。

私は、就職や転職といった人生に大きく影響するデリケートな話について、あくまで自分の経験をベースにしたことしか書けないので、今回の記事は、最後に挙げた「仕事で成果が出せずあまりに辛いから退職したい」と思っている方向けでです。

 

最初の就職

業界最大手のメーカーの会社に就職しました。

ここを選んだ理由については、生まれは関東なのに大学時代を大阪で過ごした反動で関東に戻りたい、開発本部が関東にあるメーカーがここくらいしかない、っていうだけです。

こういう理由だったので、就職=受験戦争から続く人生のゴールとなってしまい、燃え尽きた感があったのも事実だし、会社でやりたいことがあったわけでもなくただ勤務地とネームバリューだけで決定したことで後の退職に繋がった、と今は思います。

また、やっぱり大阪が好きだし最近は地方都市に興味が強いので、他の企業を選んでおけばよかったかなとも思っています。

 

仕事内容や会社のあり方も決してほめられたものではなかったのですが、私個人の能力が主原因で、ちっとも成果が出ない日々を過ごしていました。

月100時間近い残業をし、心も体もぼろぼろになりぶっ倒れる一歩手前で休職することで、仕事から、職場からリタイアしました。

これが25歳になる年のこと。この会社の在職期間は2年3ヶ月でした。

 

退職にあたって

「仕事で成果を出せなくてあまりにも辛い」といった状態で、すぐにでも辞めたい、といった状態ならば、退職時に休めるだけの金銭を蓄え、実家等の休める場所を確保できた時点で辞めてしまった方がいいと思います。

仕事は、成果が出ないことが何よりも辛いことです。

今の仕事が不得意で成果が出ていないとしても、それは例えば足が速い、遅い、といったようなことと同じで、何か得意なものを見つければ成果を出せるはずです。

得意を見つけてその分野で戦うべきです。

 

退職後の身の置き方

退職後、退職理由にもよりますが、「仕事で成果を出せなくてあまりにも辛い」といった理由で退職した場合、自覚の有無によらず心に大きな傷が残ることから、しばらくの間休むべきです。

特に、辞めた職場に対して誇りや憧れがあった場合、退職することは「その職場で生き残れなかった」という明確な敗北であるため、もの凄いダメージがあります。

 

心に大きな傷がある場合、思考がバグります。

私の場合でも、「弁護士目指す!」とかいきなりやりだす程度に頭が沸きました。

これは一発逆転で今回の負けを帳消しにしたい、という欲求によるものですが、こういったバグが生じた中での行動や決定は、まずいい結果に繋がりません。

なので、心の大きな傷を癒す、敗北という現実を受け入れられるようになるまで、ゆっくり休むべきです。

休んでいる間にオススメの行動

もちろん自己分析をして転職に備えるべきですが、そのためにもまずは心の傷を癒し頭のバグを取り除く必要があります。

ひたすら寝たり遊んだり、環境変えたり。

無職だからこそできる色々をやってリラックスしていくのがいいと思うのですが、個人的にオススメなのは、滝行です。

 

ギャグじゃないです。

私は、実際高尾山に行ってやりました。

 

takaosan.or.jp

 

こちらの、琵琶瀧の方で行を行いました。

 

滝行のいいところ

滝行のいいところなのですが、あれ、当日は20人近く集まるものの、行をやるのは1人ずつなんですね。

そのため、滝に入る前に順番待ちがあるのですが、この順番待ち時に川の中に足を入れた状態で順番待ちするんです。

その水温が9月の時点でもめちゃくちゃ冷たいです。

そのため、

「あれ?この冷たさの滝に入ったりしたらガチで死ぬんじゃね?」

と、結構リアルな「肉体の死」の恐怖に襲われます。

そういったインスタント極限状態の中で行を行うことで、生き抜くための欲求、自分自身の心の本質を感じることができるわけです。

これによって、大きな傷を負って見えなくなっている自分の心の本質を感じることができ、それなりに傷が癒えます。

 

実際の体験談

例えば私の話。

滝に入って滝行が始まると、滝行が終わるまで「南無大聖不動明王!」と連呼するんですね。

その間、修験者さんが般若心経を読み上げます。

 

最初、目をつぶって南無大聖不動明王と叫んでいたのですが、ふと目を開けたら、滝の跳ね返りを一身に浴びている修験者さんが、必死の形相で私を凝視しながら、般若心経を読み上げているわけです。

 

負けたくねぇ、と思いました。

 

負けて負けて退職、退職ちょっと前から大好きなビリヤードでも誰にも勝てない状態で、それを受け入れていたのですが、心の本質は負けず嫌いだったんだ、と気付いた瞬間でした。

なお、この修行中について、勝つも負けるも、修験者さんは20名分般若心経を読み上げるので、自分の行の際にいくら気合を込めたところで大負けなんですけどね。

 

滝行から先について

弁護士目指して勉強しなきゃなのにすっきりとした頭で今の嫁との伸び伸びと遊びまくり、退職金と失業保険を食いつぶしながら人生の夏休みを過ごしました。

案の定、勉強足らずでロースクールは落ちるし資金は尽きるしとなったのですが、こうなるともう働かざるを得ないので社会復帰を兼ねてバイトを始めるに至ります。

静養していた無職期間は1年3ヶ月で、1年くらいでそれなりに思考は整理されました。

 

そして、フリーターじゃまずいぞ結婚できないぞと思い転職活動を始め、となっていくのですが、私の転職活動については、次回のこのカテゴリの記事で紹介します。

 

まとめ

若ければ若い程人生は長く、長い年月の中勝ったり負けたりは当たり前なので、生きているだけで儲け物ということ、人間必ず何かしら能力があって、それを生かせれば楽しく生きていけること、を忘れなければ、今完膚なきまでに負けても、チクショウバカ野郎と生き続け、いつか勝てるはずです。

いつか勝つその日のためにも、休むべき時に休む、立ち止まることが大切です。

旅路は続きます。十分頑張ったわけですし、まずは、ゆっくり休むのも良いと思います。

自分を大切に。