ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

西尾プロの普通のレッスンを受けてきました(引き球編)

前回の記事でシュート率関係のレッスンの内容について記載しました。

 

 

今回は、引き球について悩んでいること、その解決策についてをまとめます。

なお、前回の記事を未読の方は前回の記事を先に読んでおくと、今回の記事の理解が進むと思われます。

 

 

 

引き球で悩む2つのこと

引き球の悩みは、不調とは関係なく過去から今日に至るまでずっと継続していることです。

根の深い手癖だったり根本的に知識がないから今日まで長引いているんだろうなって思っていました。

 

ロングドローでめっちゃ右ひねり入る問題

引くぞ!突っ込むぞ!と思うと右ひねりがギュインギュイン入っちゃうんです。

意図しないひねりが入るということは当然イレにもキレにも影響ある話ですし、一日で治らずともどうしていくべきかを教わりたい。

 

根本的にキレない

キレてないですよ、自分キレさせたら大したもんですよ、っていう状態が今日まで続いています。

過去何度もブログでグツるって書いているように堪忍袋の緒はすぐキレるのに、キューが、キレない!

そして長州小力さんは多分キューが切れる!

(芸能界でトップクラスに上手いはず)

 

キュー切れが凄い人を見ていると、そんなに力むでもなくもの凄いキレを発揮しています。

一方の私は、全身全霊を込めているのに、キレない。

そしてキレ具合のばらつきも半端ない。

実戦で使って何度失敗したことか。

 

右ひねりが入る問題の解決法

ミドルレンジですが、しっかり引かないとどうにもならない下記のような配置を撞いて、西尾プロに見ていただきました。

 

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その結果、いくつかの原因とその解決法がわかりました。

 

テイクバックが速い、不十分

シュート率の方でも問題になっていたテイクバックがやはり問題に。

撞点のミスというのは真っ直ぐ撞けないミスなので、そりゃシュートに関係する要素がそのまま響きますわな。

 

また、テイクバックの引く量が不十分になることで、貫くような撞き方ではなく押し出すような撞き方になっていて、これがミスキューを誘発する原因になるとのことでした。

押し出す付き方はダメ、の具体例として西尾プロが押し出す撞き方でのマッセを見せてくださいました。

5回撞いて5回ミスキューしててびっくり。

その後、「ちゃんと貫くように撞くとこう」と言って撞き方変えてマッセを綺麗に撞いてらっしゃったので、流石です。

 

ブリッジが動いている

自分では一切そんな気がなかったのですが、撞くときにブリッジが動いているとご指摘を受けました。

キューを支えずれを防止するブリッジ自体がずれているんじゃ、そりゃ諸々ずれるわけです。

 

いきなりフルで突っ込んでいたらいつまでも動き続けてしまうような気がするので、動かない範囲のギリギリの加減を見つけて、そこから少しずつ突っ込めるようになっていきたい。

 

ブリッジが低すぎる

引き球を撞くときはブリッジを低くして下を真っ直ぐ撞く。

これって当然のことだとばかり思っていたのですが、このような撞き方をするとキューがレールに干渉し軌道やスピードにぶれが生じることがあるんだとか。

芯撞きするときのブリッジでキューレベルをつけて下を撞くといいですよ、とアドバイスを受けました。

 

早速やってみたらかなり簡単に、そして綺麗に引き球が撞けました。

タップの変形とかも感じ取ることができたし、何よりちゃんとキレたから凄い。

 

ひねりが加わるとカーブが大変になるので、そういうときはブリッジ低くするしかないよなって思っています。

ブリッジ高めはロングドロー限定と考えるのが正解なのかな。

また、今までとは景色が変わる関係で撞点がいまいちわからなくなってしまっているので、もうしばらく練習して引きたい加減を実現できるようにしたいです。

 

キレてないですよの解決法

こちらについては、10秒で解決法を学び、解決するまでは3ヶ月くらいかかるのかなって感じでした。

 

前腕を全力で振るを50回×2セットで毎日やろう

結局のところ、ロングドローのキレは前腕を素早く振れないと実現不可能なので、小手先の技術ではなく根本的な肉体を鍛えることが大切なようです。

西尾プロもキュー切れで有名な湯山プロに教わったんだとか。

 

前腕を速く振るには、筋肉はもちろんのこと、何よりも神経系を発達させる必要があります。

神経系を発達させる、というのは、筋肉ではなく脳の伝達機能を発達させることになるため、限界のスピードでの運動を繰り返すことが重要です。

繰り返していくことで脳の機能が発達し少しずつ限界が伸びていくので、限界が伸びたらその伸びた限界のスピードでさらに繰り返していく。

この辺りの話は、東大の筋肉博士こと石井直方教授のコラムが詳しいです。

 

 

肘を開いた状態から90度になるまでのスピードが大切なので、50回やるときはちゃんと毎回肘を伸ばしてから曲げる。

筋肉痛が酷い日以外は毎日やっていますが、いつ効果が出るかな。

 

レッスンによって今後の練習が捗りだす

S.V.ボーニングの言ですが、ビリヤードで一番大切なのはキューを握るグリップとキューと接するブリッジなんだとか。

今回のレッスンを受けるまでの私はそのどちらもグズグズだったわけで、そりゃ何事も上手くいくわけがありません。

 

レッスンの最大のメリットは、自分で気付けなかったことに指摘と解決策がもらえ、今後に繋がっていくことだと思います。

前回記載したテイクバックが相当な大改造なのでまだまだ物になってはいませんが、瞬間瞬間でビタッとはまるときがあるので、このまま頑張っていけば繋がるっていう実感があります。

 

今回のレッスンで学んだことについては、もうちょっとだけ続くんじゃ。

構えている写真を確保しないと次の記事を書きようがないので、確保し次第記事にまとめます。