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球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

西尾プロのレッスンを受けてきました(シュート率改善編)

シュートができないのではなくシュート率が低い、という試合で一番勝てない絶不調に陥っていました。

今まではフォームがどうにもおかしいからだろうと察して直そうとして、でも上手くいかなくて、といった流れが多かったのですが、今回は鏡でフォームをチェックしても歪みが見えない。

こうなると動きの中に原因がある可能性が高いし、それの分析を知識も撮影機材も持たない自分でやるのは難易度高すぎなので、西尾プロのレッスンを受けてきました。

 

 

 

西尾プロのレッスン概要について

前回レッスンを受けた際の記事を読んでいただければ、と思います。

 

 

今回はバグース錦糸町店で受けてきました。

 

 

レッスンは1番台で行われたのですが、バグースらしからぬ穴の狭さでびっくりしました。

あと、錦糸町店はちょっと台間が狭かったです。

小柄でよかった。

 

レッスン前の問診

現在の窮状を伝え、今回のレッスンでどうしたいかをまずは西尾プロと意思疎通します。

レッスンでどうなりたいかの部分について、プロ側が押し付けるのではなくレッスン受ける側の意見を汲んで最初に明確化してくれるのが本当に最高。

 

ショットタイミングのばらつきについて

テイクバックからストロークまでのシームレス化にこだわった結果ショットタイミングのずれがランダムで発生してしまい、これがシュート率にばらつきに繋がっているのではないか、と思っていました。

しかし、タイミングがちょっとずれたら入らないという状態はそもそも真っ直ぐ撞けていないのだから良くない、とご指摘を受けました。

本来真っ直ぐ適切にキューを振れていればタイミングが前後しても真っ直ぐは転がるはずですしね。

 

シュート率のばらつきの原因分析

数球のセンターショットを撞き、現状の分析と原因究明を行っていただき、解決策を教わりました。

 

フォーム、狙い方は大丈夫

昨年の年明けから継続して取り組んできたフォームの修正について、ついにそれなりなところに落ち着けたようです。

今回のレッスンで後述するようないろいろなことを教わったけど、冒頭でフォームにOKをもらえたことが一番うれしかった。

継続して頑張っていけばなんとかなるんだな。

 

撞くまでに時間がかかり過ぎ

構えてから撞くまでについて、結構な回数のプレストロークをしているのですが、長すぎというご指摘を受けました。

時間がかかっているのは最初の一振りでズレる癖があってそれを修正しているからなのですが、こういった修正の中でアドレス時の狙いからずれていくこともすごくよくある話なわけで。

そもそも最初の一振りでのズレを治す、少ないプレストロークでちゃんと落ち着く、を意識したい。

 

一番悪さをしているのはテイクバック

テイクバックからストロークまでをシームレス化することに血道を上げている最近ですが、この意識付けのせいでテイクバックにいくつかの問題が生じていることがわかりました。

記載が多岐にわたるのでより詳しくは後述します。

 

テイクバックの諸問題

シームレス化に伴う色々な問題点がテイクバックに出てきていました。

 

テイクバックが速すぎ

シームレス化を意識していることで、テイクバックの速度が上がってしまっているようです。

テイクバックが速くなると当然ストロークがぶれやすくなり、シュートミスになるわけです。

 

テイクバックが波打ちすぎ

テイクバックで引き上げが発生してしまっていて、ここに速すぎるテイクバックが組み合わさることでストロークにおける上下のブレがより発生しやすくなっていました。

この点については前回のレッスンでも指摘されているし、大西プロにも過去に指摘されているし、他何名かのお上手な方にも指摘されているので、ずっと治っていないようです。

 

テイクバックが引けな過ぎ

シームレスに速く撞こうとしていて、テイクバックの引き量が不十分になっていることが多かったようです。

十分に引けていないことで、撞くではなく押し出すようなストロークになってしまい、結果置きに行くような感じになったりミスキューしてしまったり。

球を撞く、というのは押し出すとは異なりちゃんとキューが手球と衝突するところを点で意識できるのが大事なのかな、とちょっと思いました。

 

テイクバックの諸問題の解決法

速すぎ、波打ってる、引けていない。

この3点のうち速すぎと引けていないは同じ方法で解決でき、波打っているについても解決する方法を教わりました。

 

プレストローク時の意識でスピードと引き量を解決

プレストローク時は狙いを合わせることくらいしか意識していなかったのですが、最後のテイクバック~ストロークと同じリズムでのプレストロークをすることを意識することが大切、とのことでした。

 

プレストロークをゆっくりする、プレストローク時に十分に引き切るのは簡単にできます。

プレストロークでこれらの感覚をしっかり固めて、その固めた感覚でストロークをやってみる、といった具合に試してみたのですが、本当に速さ問題引き量問題が解決しました。

 

薬指と小指を上手くリリースして軌道の平行性を維持

テイクバックで引きあがっちゃう問題はグリップ側の問題でした。

テイクバック時に薬指、小指にキューが引っかかることを避けるように2指をリリースすることで、テイクバック時もストローク時と同じ軌道を維持することができるようになりました。

 

まだ手首に力みが残ってぎこちないですが、繰り返していくことでスムーズにできるようになれそう。

 

解決策がわかっても特定の配置が入らない

上記のように、テイクバックに多くの原因があり、それら多くの原因を解決する撞き方をすることでシュート率が上がりました。

しかし、なんだか苦手だなって思っている特定の配置が入りませんでした。

 

レール際が入らない

右振りでも左振りでも、レール際が入りません。

 

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例えばこんなの。

図に書いたように1番はレールから球1個分くらい浮いていますが、これでもダメ。クッションから1ポイント程度浮いていれば入るけど、レールに近いとダメ。

ただ入れるだけならそこまで難しくないはずなのに、結構どそっぽに外してしまいます。

 

イメージボールを撞く直前まで置いてもらっても入らない

厚みが見えていないのか厚みに向けて撞けていないのか。

これを探るために西尾プロに撞く直前までイメージボール代わりの的球を置いてもらうというビギナー真っ青の調査をしてみたのですが、これでも外れる始末でした。

厚みは見えているけど入らないようです。

 

特定の配置が入らないのは苦手意識が原因

何故入らないか。

それは、苦手だ!と萎縮していることでキュー出しが鈍る、インパクトがあやふやなショットをしてしまうことで外れてしまっているようです。

西尾プロの前で撞いたときもいつもの2倍くらいキューが前に出るような撞き方になってしまっていたし、苦手意識というやつに完全に負けてしまっていたようでした。

 

練習時は必ずちゃんとイレて終わるようにする

外した記憶が残ってしまうことで苦手意識が生まれてくるので、練習時は必ず入れて終えるようにするといい、とご指摘を受けました。

何度でもやり直せる、というのは1人練習の最大の特権ですし、練習時に外した時は3回は入れて終えるようにして、1つ1つ苦手を潰していこうと思います。

 

西尾プロのレッスンを受けたことで原因も解決策もわかった

今回のテイクバックの話、文字にしてみれば当たり前でそもそもなんでできてないの?って話なのですが、自分ではできていると思っているからなかなか気付けないものです。

特に、テイクバックって目よりも後ろ側の話なので、鏡を使っても上手く目視できるものじゃないし、撞いていても目に入ってこない情報なので本当に気付けない。

 

一方、ちゃんと見てくれるレッスンを受けると3ショットか5ショットかくらいで問題が発覚するわけで、しかも西尾プロのレッスンなら自分に合った解決方法も教わることができます。

また、特定の配置で入らないのも技術ではなく意識の問題と確認することができるので、レッスン後の練習方法についてもアジャストできます。

やっぱり西尾プロのレッスンは控えめに言っても最高!

 

今回のレッスンで学んだことはまだまだあるので、次回以降もレッスンの記事が続きます。