ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

ビリヤードのメンタルコントロールについての私感

ビリヤードはメンタルスポーツに分類されており、プレイ中のメンタルコントロールが大切です。

元々私はメンタルコントロールが苦手でしたが、最近、試合で緊張やプレッシャーにやられて潰されることがなくなりました。

緊張やプレッシャーは感じています。心臓がバクバクなっているのが喉の奥から伝わってくるしこめかみが強烈に熱くなったりしています。

でも、そうなるのが撞くときじゃなくて外して席に戻ってからで、撞いているときに心臓がドキドキしこめかみが熱くなることがなくなりました。

 

 

 

メンタルコントロールができるようになった理由

ここの所、折を見てメンタルコントロールができるようになった理由を考えていたのですが、いくつか思い当るところがあります。

 

加齢による落ち着き

まだまだ若いつもりですが31歳、来月には32歳です。

もう冒険できないし今の仕事で食っていくべきお年頃。

何もかもに怒りを感じるようなロックな精神とかも消え去り、泥濘の中で暮らし平和を愛するような最近なので精神の振れ幅が減ったのかなと思うところがあります。

 

家庭を持ったことによる精神的充足

妻子持ち、2児の父、です。

結婚っていいぞ、というのは過去に書いたことがあります。

 

 

結婚に至るまでというか妻と付き合うまでの人生において、モテとかリア充とかっていうのは遠い世界の話だったのですが、結婚したことで人に認めてもらえた、誰が嫌っても自分には家族がいるっていう安心感があるのがいい方向に作用しているような気がします。

愛の力は偉大。

 

筋トレの精神的な影響

過去の試合でブルってたときは筋トレとは無縁の生活をしていたのですが、最近は定期的に筋トレをしています。

種々の筋トレの情報によって割と知られているとは思うのですが、筋トレをすると色々な脳内物質が出て、それらが概ね精神を安定させる方向に作用するそうです。

ビリヤードに筋肉不要論は根強いですが、運動性能以外の面で筋トレの効果があるかもしれません。

 

プレッシャーは力になると強烈に思い込んでみた

個人的には、これが一番効果あったかなって思っています。

当ブログで何度か取り上げているケリー・マクゴニガル教授の教えを、世界一受けたい授業で知ったことでプレッシャー耐性が一気に上がったと思っています。

ストレスは悪いものという思い込みを変えることで身体の反応を変化させる、練習を積んだことに自信を持つことでストレスは自らを強くしてくれる良きパートナーとなる。

この考え方が身に着けばめっちゃいいのでは、と自己洗脳に励んでみました。

高梨沙羅選手がプレッシャーのある大会の方がパフォーマンスがいいという具体例も知ったことも刷り込みに役立ちました。

 

1人練習の時間を増やした

上述のプレッシャーと共に生きる思考法の中でも触れましたが、自信をつけるには練習をしたことに自信を持つことが大事です。

当ブログの最近の記述がドリルや取りきりばかりであり、その前は朝活であったように、1人で練習する時間を増やしました。

これだけ練習しているのだから自分はできるし、できないならそりゃもう仕方がない、できなくても命取られたり多額の借金負うわけじゃないし、と割り切れる程度に自信を持てるようになりました。

 

なお、割り切ってはいますが、言って練習足らないよなとも並行して思ってはいます。

試合中にそんなこと思っても逃げ口上になるだけで仕方がないので思わないようにしているだけです。

 

プレッシャーは征する相手じゃなくて共存する相手

プレッシャーに打ち勝つのではなく、プレッシャーがあるからこそよりよいパフォーマンスができると思うことが大事です。

このように意識改革することで、私は人生初の連マスを試合で出すことができました。

※連マス:ブレイクから最後のボール(9ボールなら9番)までをノーミスで入れる(マスワリ)を連続すること。

 

また、プレッシャー以外のネガティブな不安については、日々の精神の安定が大切なのかなって思います。

日常に余裕がないときは撞いててグツることが多いですし、日常に余裕があれば撞いていても大らかにいられます。

食事、睡眠、運動に加え、社会的精神的安定性を意識すること、プレッシャーは敵ではなく味方でむしろメンタルドーピングみたいなものであると思うこと、がメンタルコントロールにおいては大事なのかな、と思います。