ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

テイクバックからストロークのリズムを変えたらシュート率が一気に上がった

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フォーム改善に熱を上げている常日頃の私ですが、一言でフォームと言ってもそこにはアドレス、構える、プレストローク、テイクバック、ストローク、フォロースルー、と色々な要素があります。

今回はテイクバックからストロークのリズムについてで、ここ最近試してみたら劇的にシュート率の向上に繋がった要素があったのでそれについて、です。

なお、これから書く話はまだ改善の途中の話なので、最終的にこれから書く方向に固めていくのかどうか決めていないです。

 

 

 

変更前の状態

元々、テイクバックが速すぎるという課題を抱えていました。

速かったのはリズムよく疾走感あふれるようにしたかったから、と言えば物は言い様ですが、せせこましくて落ち着きがないだけで、結果撞点の不安定につながっていたのでこれは改善せねばと思い色々やっていました。

 

ミンサガのかすみ二段のイメージ

その結果行き着いたのがロマンシングサガ ミンストレルソング(ミンサガ)の剣技であるかすみ二段のイメージでした。

あのブォン、スパン!って感じ。

(動画で転がっていないかなって探してみたのですが見つからず)

 

文字だけで伝わらないのはなんとなく察していますが、最初はゆったり、そこから一呼吸おいてスパンといく、といったイメージで撞くことにしました。

テイクバックは焦らずに、ゆっくりと、と意識していたらテイクバックとストロークとの間にちょっと停止する間ができた次第です。

 

撞点が安定し近くの球のシュート率アップ

ゆっくりテイクバックしテイクバックからストロークまでに間ができたことで、ストロークで撞点がずれることが随分と減りました。

また、近めの球の場合はシュート出来ていたので、かすみ二段方式はイージーショットの安定度に資していたようです。

 

遠目の球が何も入らなくなる

ただ、ちょっと前なら割とサクサク入っていた遠目の球が何も入らなくなるという厄介な状態にもなってしまいました。

ここ最近継続しているドリル練習も、この遠目の球がなんとかならんかなと思ったこともあって始めています。

 

土方プロとのチャレマで気付く

先日記事にしましたが、土方プロのチャレンジマッチに参加し、土方プロの撞き方をじっくり眺めていました。

 

 

先の記事でも書きましたが、土方プロのテイクバックからストロークまでって殆どシームレスでした。

テイクバック速度はゆっくりで、そこから加減によって速かったり遅かったりするストロークでしたが、いずれの速度のストロークであってもテイクバックとストロークの切り換えがそれはそれは滑らかでした。

参考までに、今年の北海道オープンの動画を貼っておきます。

 

 


2017 北海道OP(8先交互B)ベスト4:土方隼斗 vs 飯間智也

 

本記事執筆のために2016年の動画と2017年の動画とを見たのですが、2017年になってスムーズさに磨きがかかっているようです。

 

テイクバックからストロークまでを止めないようにした

かすみ二段形式だとどうしてもテイクバックとストロークまでに一瞬止まる時間があり、いわゆる後ろ溜めになっていたので、この部分をやめてみました。

テイクバックで引きたいところまで引ききったら間髪入れずにストロークしてスパンとキューを出すイメージです。

 

遠目の球が入り始めた

自分でもびっくりしているのですが、遠目で結構難しい球がサクサク入り始めました。

テイクバック・ストロークの変更は1週間ぶりの球撞きのときに行ったので、連日撞きこんでいる成果ではないのは明らかです。

 

後ろ溜めがなくなったことで力みが軽減された

今まではテイクバックからストロークまでの後ろ溜め期間で「撞くぞ!」という意識が発生することでいくらか力みが発生していたのではないか、と考えています。

これがテイクバックしたら即ストロークまで繋げることで、「撞くぞ!」という意識が発生するタイミングがなくなり、力みなく撞けているのかも。

ビリヤードではやはり力みが大敵です。

 

新しい撞き方の問題点

ポケットビリヤードにおいてシュート力は大正義ですが、現状ではまだまだ掴み切れていないことで問題点がいくつかあります。

 

フォロースルーや撞点が不安定

撞き終わった姿を見ているとびっくりするくらいキューが左に流れているしとんでもない量のフォロースルーになっていることがちらほら。

また、手球の中心を撞いたはずが横にずれていることもちらほら。

とにかく力まずスムーズにという点ばかりを意識していることで、撞き終わり方まで気を配れていないようです。

肘が外に落ちているのが原因じゃないかな、と今は推測していますが、果たして。

 

スムーズにすることを意識しすぎてかえって力んでいる

これは撞いてみた時に感触でわかるのですが、力まずにスムーズに撞けたときはキューは抜けていく感じがあり、力んだ時はストロークに切り替えた瞬間の感覚が手首に残っている感じがあります。

早く撞かなきゃ、と焦っていることで間髪いれないことが目的になってしまっているのが力む原因なのかも。

力んだ時は当たり前のように外すので台上の結果でもわかりやすい。

 

加減の調整が大味

力加減のイメージが強い、普通、弱いの3レンジくらいしかできていない現状です。

また、がっつり利かすとか球なりに転がすとかはできるのですが、細やかにキレを加減していくのがどうにも不安定です。

キレについては撞点が安定していないから余計になんでしょうが、色々な加減についてもっと細かく調整可能になっていかないとまずいなって思っています。

どうしても力加減を強く意識すると色々力んでしまっています。

 

弱い球でスムーズにいかない

弱く撞くときに手球に接触する前に減速してしまうような感覚があり、いわゆる置きに行く球になっているようで、真っ直ぐ転がっていません。

これについては左手を手球に近付けてテイクバック量を削減することで多少上手くいくようになってきたのですが、なかなか安定していないのもまた事実です。

 

この撞き方を物にしたい

なんとなく、この撞き方が私自身に合っていて、これが自分の撞き方になっていくんじゃないかという予感があります。

問題点がまだまだあるけど、球入ってるしシュートは大正義だし何よりやってて楽しいし。

 

元々、色々な人のプレイを見てきた中でプレストロークは大きく振ってから細かく振って、そこからのテイクバック、ストロークはスムーズにっていうのがかっこいいって思っていたし、そういう撞き方ができるようになりたい。

テイクバックからストロークのリズムをスムーズにすることと焦って力んで急ぐのは違うということをしっかり意識して、色々な加減で撞いても力まずに撞けるようになりたいものです。

 

人によっては後ろ溜めが正解ってこともままあるでしょうが、溜める溜めないを変えただけで劇的に変わったので、自分の中で良しとしているところも結果が出ていないときは疑う必要があるなと痛感しました。