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球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

クリスマスに丸鶏のコンフィを

この前のクリスマスに丸鶏のコンフィを作りました。

三寒四温で春の足音聞こえスギ花粉舞い散り鼻水吹きすさぶこの時期にクリスマスの時の話をするのも何かなとは思うのですが、書きます。

めちゃくちゃ美味しいから今度のクリスマスにみんな作ろうぜ!

 

 

 

丸鶏のコンフィの準備

材料、調理器具、料理スキルについてです。

 

必要な材料

・丸鶏(今回は2kgのものを使用)

・エキストラバージンオリーブオイル(500ml以上)

・岩塩(普通の塩でもいい)

・ニンニク1欠片

・黒こしょう

・ローズマリー等のハーブ(今回は不使用)

 

これだけ!

丸鶏については、炊飯器で作ったので炊飯器に入るサイズならどのサイズでもいいと思います。

ただ、2kgって結構でかいです。

  

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このサイズ感。

我が家の5合炊の炊飯器では2kgが限界でした。

 

必要な調理器具

・炊飯器(5合炊)

・ジップロックの袋(丸鶏が入るサイズ)

・オーブン

 

ジップロックの袋を買えばどのご家庭でもできそうですね!

オーブンがない場合は、フライパンで焼いてもなんとかなるらしいです。

 

必要な調理スキル

ニンニクの皮をむける

生の鶏肉を触れる

長時間耐え忍ぶ心

 

大根桂向き20メートルみたいな特殊なスキルなんていらない!

超簡単だよ!

 

調理の手順

では、早速調理手順についてです。

 

1.ニンニクの皮をむきつぶす

みじん切りや輪切りよりも潰した方が香りが丸鶏に移りやすくなる、らしいです。

どこかで聞きかじった情報なので真偽不明です。

潰し方ですが、サランラップでくるんだ上で包丁の柄とかでぶっ叩くといいです。

 

2.丸鶏に塩、黒こしょうを塗りこむ

表面にも内側にも、とにかく塗りこみましょう。

重量に対して1%くらいがいいとか聞きますが、皮にしか味がつかないのに身が多いので結構気にせずがんがん塗りこんで大丈夫です。

ハーブを入れる場合はこの段階でみじん切りしたハーブを塗りこみましょう。

 

書いていて思い出したのですが、味をしみこませるために爪楊枝かなんかで皮に穴を開けまくるといい、みたいなTipsがあるのですが、とにかくでかくて面倒なのでやらなくても大丈夫です。

 

3.ジップロックに入れてオリーブオイルで満たす

コンフィとは、約70度の油で長時間煮る(揚げるではない)調理方法です。

本来は肉と同種の油がいい(丸鶏なら鶏の油)らしいですが、面倒なのでオリーブオイルでOKです。

ジップロックに丸鶏を入れてからオリーブオイル1本全部いく勢いで油に浸していきましょう。

 

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こんな感じになります。

ジップロックを使うことで、少ない油の量で丸鶏を包むことができます。

 

このとき、中に空気が残らないようにする必要があるのですが、大き目の鍋に水を入れ、その中で水の圧力で空気を抜きながらジップロックを閉めると上手くいきます。

 

4.炊飯器に丸鶏とお湯を入れて保温

炊飯器の保温機能が大体70度なので、お手軽にコンフィの煮る工程を実現できます。

 

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こんな感じですね。

水面に油が浮いているのは、入れ過ぎた油を捨てた際に袋の表面にも油が付着したからです。

油の量、多い方がいいし炊飯器のサイズにゆとりがあれば多少多くても対応できるのですが、5号炊で2kgの丸鶏だとかなりぎりぎりなので入れ過ぎには気を付けて。

 

また、ジップロックがない場合には、炊飯器内をオリーブオイルで満たせばできないこともないみたいです。

何リットルいるのかは不明です。

 

この時点でジップロックがしっかり閉じられていないと、この後の工程で水がジップロック内に侵入して失敗するので、ジップロックをちゃんと閉めるのがとにかく大切。

 

5.半日以上放置

とにかく待とう。

コンフィとはそういうものです。

 

放置したものを取り出すと、こんな感じです。

 

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はい美味しそう。

この時点でコラーゲンが油の方に染み出ていて、冷やすとにこごりになるのですが、これがまた美味です。

 

6.1日冷蔵庫で寝かせる

コンフィってのはこういうものなんだよ!

スキルとして忍耐力が必要と言った理由がここに。

 

なお、この工程については省いちゃってもなんとかなります。

天皇誕生日に仕込み始めた場合には寝かすのをあきらめて次のステップに進んじゃいましょう。

 

7.ジップロックから取り出してオーブンで焼く

油まみれで取り出されるので、耐熱皿に深さがない場合にはアルミホイルで油漏れを防ぐ皿とか作るといい感じです。

 

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我が家では嫁が作ってくれました。

ありがたや。

 

8.200度で100~140分くらい焼く

コンフィなので焼かなくても食べられる状態にはなっているのですが、オーブンで焼くと皮に焦げ目がついてパリッとしてより美味しくなるので焼きましょう。

オーブンの性能が良くてもっと高温で焼ける場合には高温で短時間焼くといいかも。

時間に幅があるのは、正直記憶が曖昧だからなので、焦げ目がついてそうなタイミングで取り出してください。

 

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焼きあがるとこんな感じになります。

 

9.盛り付けして完成

なんか適当に温野菜を散りばめるとそれっぽくなります。

 

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ほら!

美味しそうの権化!ヒュー!

 

コンフィのお味

皮はパリッとしていますが、胸やささみの部分でもしっとりジューシーな味わいです。

脂身の多いもも肉とかはもう最高の美味しさ。

無限に食べていたくなる。

 

また、丸鶏で作るとケンタッキーでしか見たことないような部位のお肉を食べることができます。

あれはこの部分なのか!という発見ができてちょっと楽しい。

 

まとめ

仕込みに1時間、煮るのに半日、寝かせに一日、焼くのに2時間、と約40時間程度かかりますが、パーティに最適な料理です。

作る際に使用した油は他の料理にも併用できるので、油もそこまで無駄にならないのがいいところ。

ただ、早めに消費しないと油が腐るのでそこは気を付けて。

 

とにかく時間が必要なだけで特殊なスキルもいらないし、煮たり寝かしたりしている間は他のことをやっていればいいので、予めスケジュール立てておけば簡単に作れる料理なので、今度のクリスマスの時に是非!

一年の終わりに一年で一番美味しい手料理を食べましょう!