ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

なぜ勝てないのかを考える

B級なので勝ったり負けたり負けたり、負けたり。ということは当たり前なのですが、それでもなぜ負けたのかを考えないといつまでも勝てるようにならないものです。

勝負事で勝てるようになるために敗因を分析することは当たり前のことなのですが、ここ最近1人練習しかしておらずたまの相撞きで負けても考える時間が減っていたことに気付いたので、ちょっと真剣に考えてみました。

なお、今回の記事と次回、次々回くらいまでの記事は一連の話となります。

 

 

 

ここ最近の負ける傾向

先日の相撞き10連戦もそうですが、自分よりも下級者~自分と同程度の技量の方に対しては体感で5割以上の勝率で、自分よりも技量のある方に対しては1割勝てていればいい方、といった感じです。

特に、A級やプロ(試合ではないのでチャンスをくれる状態)が相手の場合、1ラックも取れずに負けることが非常に多い。

以前試合で当たったトップアマのような、マスワリorセーフティしかこない、とかだったらなす術もなく負けるのも納得ですが、ちゃんと9番までたどり着けるチャンスがきている(場合によっては9番を撞くチャンスがきている)にも関わらず、1回も9番を入れられていない、という状態です。

 

今までの敗因分析

相手の方が上手かったし、シュートミスしたりダシミスしているんだから負けて当然。引き続きイレやダシの練習をしていこう。

 

こんな感じで、なぜ負けたのか、についての分析が非常に甘いというか、分析できていなかったです。

 

考えを改めた契機:溝口清美プロとの相撞き

キャノンボール大森にて、溝口清美プロに4先で相撞きしていただくことができました。

この結果がいつも通りの0L-4だったわけですが、終始ゲームを支配されたわけではなく、何度も撞くチャンスをもらったにもかかわらずこれだったので、負けるのは当然としても1ラックも取れないというのはいくらなんでもおかしいぞ、と気付きました。

何より、毎度毎度この調子じゃいつまでも負け続けてしまうという危機感が急にぶわっと湧きました。

 

ミスの分析

難しいイレの球でイレミスしたというのはいずれ練習すべきではあるけど簡単な球すらちょいちょい外す今は仕方ないことだと思うし、ピンポイントダシができないのもB級なので当たり前。

そういったことではなく、今の技量でもできる率が高い範囲であるにもかかわらずできなかったミスをリストアップしてみました。

 

ミス1:フリーボールからのダシミス

配置は下記配置です。

 

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5番から7番で5番が左振りだと9番が邪魔だから右振りにしなきゃ、薄いとイレが渋いから厚めに、と考えました。

 

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このイメージだったのですが、

 

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この結果に。

 

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図面に起こすとすぐ気付くのですが、厚めの右振りならこういった出し方の方が確実なんですよね。

 

 ミス2:撞点ミス

配置は下記配置。

 

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(5番以降省略) 

下図のラインで出したい、とイメージしました。

 

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2番がちょっとクッションから浮いているし、引け過ぎひねり過ぎでコーナースクラッチは嫌だな、と撞点は左、下ともに1タップ程度中心からずらした左下を選択しました。

その結果は、下図のような感じ。

 

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撞点が根本的に間違えていてもっと左下が正解。

そして、スピンを利かせつつスピードを落とさないとできないラインでした。

なんというか、この配置でコーナースクラッチとか、無理だろ。

 

ミス3:シュートミス

配置は下記配置。

 

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カットで入れれば出る配置です。

入りませんでした。

 

ミス4:選択ミス

配置は下記配置。

 

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ちょっと撞き辛いけど逆押しでいいだろ、と判断したのですが、

 

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撞き辛でタッチミスしたのも相まってこんな結果に。

この配置については、溝口プロにも選択ミスと指摘されました。

 

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8番がそれなりに長クッションから浮いているから芯で撞けばこのラインになって9番余裕でした。

 

なぜミス1~4をしたのか考える

これらのミスについて、なぜミスをしたのかを真剣に考えてみたところ、理由がいくつかわかりました。

 

理由1:台上の球の確認不足

ミス1,4が該当していますが、一度「こうするぞ!」って思い近視眼的になってしまうことによる確認漏れが実に多い。

ミス1ではダシのライン、フリーボールの置き方のミスもありますが、4番を撞いてから5番傍に8番があったことに気付くという酷さ。

ミス4についても、溝口プロから「クッションからの浮き具合を確認すればすぐ気付くと思って見ていましたが、確認せずに構えていたので、あっ・・・、と思っいました」と指摘されました。

 

上級者と撞いている、という心理的なプレッシャーがあるからなのか何なのか、確認不足ということが非常に多いです。

こんなもの、ほんの10秒も時間を割けば解決することなのに、何を横着しているのかと痛切に反省。

 

理由2:厚みをちゃんとみていない、撞き急いでいる

ミス3がこれに該当。

見てるつもりですが、まだまだ見きれていない。

台上の確認に合わせて、難しい球や勝負の1球はちゃんと時間をかけて厚みを見た方がいいと確信。

現状、構えて即撞くとかできないわけだし、撞き急がないようにも心がけたい。

 

理由3:知識不足

ミス2,4がこれに該当。

ミス2の配置って似たような配置は過去に練習しているのですが、頭から抜け落ちていました。

色々な配置から短クッション際に返してくる練習をした方がいいな。

 

ミス4の芯で撞けば解決については、実は知らなかったです。

浮き具合を確認できてそこからのラインを頭で考えれば芯でいいという結論を導けるとは思うけど、知っていればその分思考リソースを消費せずに済むので知っておきたい。

 

敗因分析の結論

イレの精度を上げることやダシの知識を増やすことはすぐにできるようなものではないですが、早急にできることとしては、下記2点です。

 

・撞く前に台上の的球の配置をちゃんと確認する

・撞く前に厚みをちゃんと見て、撞き急がずに落ち着いて撞く

 

この日、溝口プロのレッスン後に1人で練習していたのですが、上記2点に気を付けて撞いたところ、自分のイメージよりも入るし出るしという状態になったのでびっくり。

溝口プロのレッスンもやはりすごかった!

考えるきっかけや気付きを与えてくださりありがとうございました!

 

次回予告

とにかく落ち着く、ちゃんと考える、を実践するんだ!

そんなことを考えながら練習したりホームで相撞きしたりだったのですが、ひょんなことから試合に出ることに。

最後に試合に出たのって、いつだ?

相撞きすらままならない今だけど試合に出て何とかなるのか?

何よりどういう規模の試合なの?

「?」ばかりで迎えた日曜日に続く!