ビリログBtoA

球を撞いた記録と日々思うことと。ビリヤードがメインのブログです。

徒手空拳のじゃんけん王

日曜日のことですが、試合に出てきました。
215名参加のシングルイリミネーションとのことで、初戦がいつからなのか読めないなぁとか試合前に思っていたのですが、朝一で組まれていました。
直前に24時間営業のところで15分ほど肩慣らしをしてて、そこでの調子がよかったので運がいいのか悪いのか。
 
で、試合の結果ですが、1-4で負けました。
力不足が本当に身に染みました。
 
f:id:fumy_billiard:20151018105145j:image
 
この9番が入らない。
 
f:id:fumy_billiard:20151018105514j:image
 
相手がジャンプぶっぱして回ってきたこの7番、これは簡単じゃないですがこれもやっぱり入らない。
 
イレ力のなさを痛感した後は、ダシです。
フリーボールで下記の配置が回ってきました。
 

f:id:fumy_billiard:20151018105037j:image

 
真ん中がごちゃついてるから7番の外からセンター付近に出したいな、と考えました。
 
f:id:fumy_billiard:20151018105049j:image
 
このイメージで、逆押しでいったのですが、
 
f:id:fumy_billiard:20151018105056j:image
 
このダシにになって9番で隠れる。
そして、3番を当てられず、取りきられて負けました。
 
厚みと撞点の関係や、最初の取り出し時の手球の挙動について勉強不足が過ぎます。
もっと頭を使って練習、学習していかなきゃ試合で勝つなんて無理だ、と思いました。
 
そして、勝てるようになるためには何か武器が必要だな、と思いました。
イージーな配置を確実に取りきれる率の高いダシを選択でき、実現できるダシの技量、とか、多少きつくなってもイレでリカバーできるイレの技量、とか。
 
元々、球を入れることが好きで、ポケットビリヤードを始めて今に至っているので、これからしばらくイレ力の強化に重点を置こう、と思います。
特に、2分の1よりも薄めの球がここのところさっぱり入らなくなっているので、カットの練習から始めていきます。
 
さて、朝一で負けるし一緒に行った常連さんたちはそもそも試合がまだ始まっていないしでただただ凹んでいたのですが、敗者だけが参加できる1先の敗者復活戦があるとのことで、やけっぱちでしたがそちらに参加してみました。
攻めどころと守りどころを意識、中盤までは攻めに不安があるなら守り一択、と決めて戦ってみました。
 
初戦はシードだったので2戦目からスタート。
2戦目は、下記の配置で下記のダシができたときが実力を越えた瞬間でした。
 
f:id:fumy_billiard:20151018173138j:image
 
実は、9番の下側に当てて手球を下に持ってくるイメージだったのですが、速い台だったこともあっていい感じに。
この後の僅かにへの字になった8番でしっかり引いて、9番の右側に当てて9番ど真っ直ぐを作り勝ちました。
 
次の試合は、お相手が外国の方だった時点で死の匂いを感じ、その後グダグダした後に巡ってきたチャンスから取りきっていって迎えたのがこの配置。
 
f:id:fumy_billiard:20151018173149j:image
 
押すと9番当たる気がして怖いな、と思い、引きで真横に飛ばして、強すぎると左側の長クッションまでいっちゃうからそこまで強くせず、というイメージで撞きました。
 
f:id:fumy_billiard:20151018173158j:image
 
速い台ってことを忘れてました。
これで手球が長クッションにタッチして、カットになった9番を外してしまい、死んだわ、と思いました。
が、相手の方が9番でイレラッチだったので勝ちに。
試合の後、応援に来てくれていたA級の常連さん達に、引きだとタッチの危険有だから押せ!押せ!と念を飛ばしてたのに!と指導されました。
人の気持ちが読めない私です。
 
この次の試合は8番からのダシで強すぎて遠くなった9番をすっ飛ばして、あー死んだわと思っていたのにフロックで入って勝ち、その次は残り2球で渋いサイドの取り出しを根性でねじ込んで勝ち、で迎えた最終戦。
 
ここまでバンキング全勝で、最後も勝ちました。
普段、ホームが速い台だった恩恵を受けまくり。
しかし、ここでついにブレイクミスキューをやらかしました。
バンキング勝った意味がない。
 
その後は、トラブルがあった関係で、残り4球からセーフティにいくも難球は残るもオープンとなり、そのオープンから相手の方のぶっぱが失敗し取りきれそうな形になったので攻めに転じました。
 
そして迎えたこの配置。
 
f:id:fumy_billiard:20151018173212j:image
 
この台は速いぞ、逆を入れないと危ないぞ、レストだから難しいぞ、と考え、気持ち右を入れながら弱めに。
 
f:id:fumy_billiard:20151018173220j:image
 
 
f:id:fumy_billiard:20151018173228j:image
 
弱すぎ!そしてひねり乗り過ぎ!
(図だと結構手球がクッションから浮いてますが、実際は図よりボール2個分程左長クッション側の位置に手球が出てました)
 
この日は、こういう薄め左振りの9番が1回も入ってない。
しかも土手気味。これは、死んだな!
 
と、絶望していたのですが、金曜日に常連さんと下記の配置の練習をしたことを思い出しました。
 
f:id:fumy_billiard:20151021110637j:image
 
土手タッチ、ど真っ直ぐ、押しすぎると死ぬ。
そう、私は、これを決めてスクラッチも回避できた(1回目は外して2回目の挑戦だったけど)。
その時の撞き方は、テイクバックを小さくし、キュー出しを極力排して撞くのが自分の中の土手撞きじゃないか。
たしか、今日外した土手球は、ちびっちゃいかん、とキューを出していたじゃないか。
 
と、色々思い出したので、思い出した土手撞きの撞き方と、ちびらない気持ちと、を携えてこの日一番の集中力で手球を撞きました。
9番は、右下コーナーに吸い込まれ、手球も台上に残っていました。
 
そんなこんなで、何度も死んだ死んだと思っていたのに、優勝していました。
優勝賞品としてジャンプキュー(ジーノフェラーリというメーカーのもので、常連さん曰く巷で人気の一品なんだとか)をもらいました。
今までジャンプキュー持ってなかったし今年こそ買うぞ、とキースアンディに問い合わせしてたところだったので、めちゃくちゃうれしい!
試合会場でやったー!って言い過ぎた気もしないですが、最高に嬉しく、表彰で撮ってもらった写真は喜色満面にも程がありました。
(なお、写真は撮り直しされた後のものなのですが、撮り直す前はどんな顔だったんだろうか)
 
色々と気付くこと、意識を変えていくきっかけになった一日でした。
そして、やっと結果がでました。
コメントにて多くご指導していただいた皆様、本当にありがとうございます!
これからも精進していきます。
 
f:id:fumy_billiard:20151021111647j:image
 
やったぜ。