冷たい校舎の時は止まるの感想と考察
大沢在昌氏のカルテットシリーズを読了した際に、氏のインタビュー記事に「辻村深月さんや道尾秀介さんの本を読んでいる方に読んでほしい」といったことが書いてありました。
カルテットシリーズ自体は、ライトなハードボイルドでありながら大沢在昌節がしっかり効いてて、読みやすいけど読みごたえもある、終盤のドキドキハラハラが堪らない感じだったので、この作品を訴えたかった層が普段読んでいるであろう辻村深月氏の作品にも興味を持ちました。
今回は、ネタバレもそこそこ(特に「冷たい校舎の時は止まる」の方は多め)に、辻村深月氏の「冷たい校舎の時は止まる」と殊能将之氏の「ハサミ男」とについて、比較したり分析したりとしていきます。
なお、両氏の作品については、先に読むことをオススメしておきます。
続きを読む